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藤間流日本舞踊「秀舞会」第41周年リサイタル:
三味線の生演奏でお座敷の踊りも

 昨年創立40周年の節目を迎え、名前を新たに活動を続ける藤間流日本舞踊「秀舞会」の第41周年リサイタルが10月15日、ノースサイド・カレッジ・プレップ高校のオーディトリアムで開催された。会主・藤間秀之丞師は挨拶の中で「アメリカで日本の伝統芸の継承がいかに難しいかをつくづくと感じるが、テロや天災などで心身ともに休まる間もない日々を送る人々も多い中、幸いにも今日の日に向けて稽古に励むことができました」と述べ、「若い門下生達を中核に育てて行くことを私の責務として、今後は藤間郁之上、藤間淑之丞の二人の師範に会の運営を委ねるなど、後進を育てて行きたい」と述べている。

 リサイタルは、藤間淑之丞師の大和楽「おせん」で始まった。芸術監督のタツ・青木氏の挨拶の後、池内エレンさんが長唄「汐汲み」を踊った。豊秋本社中の三味線演奏と共に、アバタンジェロ秋光さんがお座敷俗曲「鏑木」を、藤間秀之丞師がお座敷回し「元禄花見踊り」を披露した。
続いて贄田ジョイさんが新舞踊「四季の舞」を、さんアバタンジェロ秋光さんが長唄「老松」を踊り、第一部の締め括りとして池内エレンさんと藤間淑之丞師が司太鼓の演奏と共に、太鼓曲「八丁堀/遊」を舞った。

 第二部は司太鼓の勇壮な和太鼓で「助六祭り」「よいやさ」「早間連メドレー」が演奏された。
続いて、青木美弓さんが長唄「藤の幻想」を、オーストラリアから賛助出演した藤間由利之さんが長唄「水仙丹前」を踊った。豊秋本社中と豊秋三寿路さんによるお座敷曲「かきなべ」と「お座敷メドレー」が演奏され、会場はすっかり江戸時代の雰囲気に包まれた。
千秋楽は藤間秀之丞師による長唄「助六」。毎年豪華な衣装で女形の踊りを舞って来たが、今年は紋付きに袴姿で男性の凜々しさを披露した。

 リサイタル終了後、楽屋前に現れた藤間秀之丞師は、若い人達がリサイタルで踊ることを楽しんでくれるのが嬉しいと話し、「見に来て下さる人のために踊って、それが(皆様からのご支援への)恩返し。その気持ちを忘れないでやって行きたい」と語った。


Shunojo Fujima dances "Shukeroku".


Yurino Fujima from Australia dances “Suisen Tanzen".


Toyoaki Shamisen Ensemble and Toyoaki Sanjuro play
ozashiki chamber music “Kakinabe” and shamisen medley.



Miyumi Aoki Dances “Fuji no Genso,”