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ミュージカルの名作
「South Pacific(南太平洋)」
オークブルックDrury Lane Theatreで上演中


ブロードウェイ・ミュージカルの名作「South Pacific(南太平洋)」が6月17日まで、オークブルックにあるDrury Lane Theatreで上演されている。

 舞台は太平洋戦争真っ最中の南太平洋に浮かぶある島。降り注ぐ太陽、心に沁みる青い海、頬をなでる潮風。地元の有力者で農園主のエミール・デ・ベックに求婚された海軍看護婦ネリー・フォーブッシュは喜びに浸るが、エミールに2人の混血児の子どもがいることを知り、悩む。果たしてその子ども達の母親になれるのか・・・

 一方、ジョセフ・ケイブル中尉が特命を帯びて島へやって来る。土産物屋のブラッディ・メアリーに娘のライアットを紹介され、ケイブルはたちまちライアットと恋に落ちる。果たして現地人のライアットを本国に連れて帰れるのか・・・とケイブルは悩む。
しかし、ケイブルには特命があった。敵を駆逐するためには周辺の地理に精通するエミールの協力がどうしても必要だった。

 South Pacificは、歌と踊りが繰り広げられるゴージャスな舞台の中で、エミールとネリー、ジョセフとライアットの、愛への情熱と心にくすぶる偏見との葛藤を描く。そして真の愛にたどり着く感動の物語。

 農園主エミールを1997年のミュージカル「ジキルとハイド」を演じジェファーソン賞を受賞したロバート・クッチーオリが演じる。海軍看護婦のネリーを、2013年トニー賞にノミネートされたレ・ミゼラブルでコゼット役を演じたサマンサ・ヒルが演じる。

また、エミールの子ども役をブロードウェイで活躍するリカ・ニシカワが演じる。

ミュージカルSouth Pacificは、ジェイムズ・ミッチナーの小説「南太平洋物語(Tales of the South Pacific 1947年)」を原作に、1949年にブロードウェイで初めて上演された。作曲はリチャード・ロジャーズ、脚本・作詞はオスカー・ハマースタイン2世。1950年にトニー賞を受賞している。

 以後、South Pacificは何度も上演されている。日本でも東宝により1966年に高島忠夫と越路吹雪主演で、1979年には宝田明とジュン・アンナ主演で、1999年には滝田栄と一路真輝主演で上演されている。また、宝塚歌劇団により1984年と2013年に、2015年と2016年には映画演劇文化協会主催、ハロー・ミュージカル・プロジェクトで日本全国ツアーが行われている。

今回のDrury Lane Theatreの2018/2019シーズン・プロダクションでは、監督ヴィクター・マラナ・モーガ、振り付けオーティス・サリッド、音楽監督ロバータ・ダチェックで演出されている。

モーガ監督は2015年の「シアターで知るべき20人」に選ばれており、2004年にNEA/TCG Career Development Programの6人のうちの1人のディレクターとして頭角を現して以来、多くの作品を手がけている。

 モーガ監督はリリースの中で「劇団がこれほど人種偏見の複雑さ、愛国心、喪失感に思い切って踏み込んだものはない」と語っている。また「我々の創造力溢れるチームはSouth Pacificの魅力とストーリーの現実性の両方を知っている。振り付けのオーティス・サリッドはエンターテインメントの多くのバリアを破っているし、彼には創造性、情熱、会話の間の空間を思い切って満たすように求めていた。このミュージカルに対する意見も良く聞き、ロマンスと苦い真実にハイライトを当てている」と語っている。

ミュージカル「South Pacific
Location: Drury Lane Theatre
100 Drury Ln, Oakbrook Terrace, IL 60181
水: 1:30 p.m.
木: 1:30 p.m. and 8:00 p.m.
金: 8:00 p.m.
土: 5:00 p.m. and 8:30 p.m.
日: 2:00 p.m. and 6:00 p.m.
Single Tickets: $47 - $62
Senior Citizens start at $40
(昼)
Dinner and show packages available
Box Office: 100 Drury Lane in Oakbrook Terrace
630-530-011


エミール役を演じるロバート・クッチーオリ(左)とヒロインのネリーを演じるサマンサ・ヒル(写真提供:Drury Lane Theatre)


ミュージカル南太平洋の1シーン(写真提供:Drury Lane Theatre)