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本マグロ解体ショー、中落ちの試食も
天助マーケットに黒山の人だかり

• エルクグローブにある天助マーケットで10月6日、本マグロの解体ショーが開催された。会場となった店内のフードコートは黒山の人だかりで、マグロ人気の高さを物語っていた。人だかりで解体の様子を見ることができないできない人々のために、大型スクリーンに解体の様子が映し出された。
• 解体が進むと、中落ちが観客に振る舞われた。解体されたマグロはすぐに小分けされ、買いやすい値段で販売された。

• 1970年代からマグロの買い付けに従事し、自身でも640ポンドや965ポンドの本マグロを釣り上げたことがある杉山孝前社長によると、今回解体されたマグロは400ポンド。ボストン沖で捕獲されたマグロを氷り漬けにし、冷凍せずにトラックで運んできたものだという。

• 同氏によると、10月のマグロは脂がのって美味しいのだという。マグロは春に産卵が終わると、フロリダ辺りからずっと泳いでボストンからカナダの方に北上して来る。その間は餌を食べておらず、痩せているのだという。
• 7月位からボストンやカナダ辺りで小さな魚を食べ始め、8月に入るとかなり脂ができてきて、9月10月になると非常に脂がのってくる。

• マグロはずっと南下をつづけ、11月、12月頃にはノースキャロライナ辺りで脂が乗った大きなマグロが捕れる。1月初旬になるとマグロはフロリダを過ぎてメキシコ湾に入って行く。まだ捕獲できる量が残っていれば、メキシコ湾で脂がのった大きなマグロを捕ることができる。だが、大体1月後半には捕獲量の制限に達し、大型マグロの捕獲はできない。早い時には9月で捕獲量制限に達することもあった。今年は資源が回復したため制限量が増え、かなり捕れているのだという。3月頃から産卵が始まると、また脂が落ちていく。

• 「マグロ釣りは、レジャーで行くんだったら7月頃は風もなくボートが揺れないで釣りを楽しめる。だが8月になると段々海が荒れて来る。10月頃になると海が荒れて寒さが厳しくなる。冬の格好をしていてもガタガタ震えるぐらいで大変ですよ」と杉山氏は語る。1986年10月末に初めて640ポンドの本マグロを釣り上げた杉山氏は「ベイトの人と2人で、ちょっと泣きましたね」と語った


豪快なマグロ解体実演に固唾を呑む観客


杉山孝氏