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シカゴ共済会年次報告会:
多岐にわたる活動と墓地について

• シカゴ共済会の年次報告会が3月25日、定住者会で行われ、活動報告、モントローズ墓地関連についての連絡、会計報告、予算、役員の承認が行われた。

活動

• シカゴ共済会は1935年、身寄りなく死亡した日本人の埋葬や、日本人の埋葬を受け入れなかった米国墓地への対処、シカゴで働く人の支援などを目的に発足した。以来、唯一日本人の埋葬を受け入れたモントローズ墓地に墓地を購入し、日本・日系コミュニティの人々に安価で譲渡している。
• また、スローガン「Embracing our Legacy and Building our Future」を掲げ、毎年メモリアルデーにはモントローズ墓地で供養を開く他、奨学金や助成金の提供や、日系ピクニック、日本祭り、デイ・オブ・リメンブランス、アジア連盟旧正月イベント、米国生徒の日本学習を推進するジャパン・ボウルなどの支援を続けている。更にセミナーの開催や、一人暮らしの高齢者へのお弁当配達など、多岐にわたるサービスを提供している。

ウェブサイト

• シカゴ共済会ではウェブサイトで、同会が提供するサービスの詳細や、シカゴにまだ約300人の日本人が住んでいた頃からの歴史、モントローズ墓地が日本人の埋葬を受け入れてくれた経緯や納骨堂建設についての歴史が掲載されている。
• また、去年開催した4つのセミナー、「ソーシャルセキュリティ」「メディケア」「退役軍人のベネフィット」「エステイト・プラニング」についてはビデオがウェブサイトに掲載されており、いつでも見ることができる。各々のビデオは約45分。
• 共済会では同ウェブサイトから会費支払いや寄付などを入金できるページも新設した。アドレスはhttp://jmaschicago.org

納骨堂について

• イリノイ州法により、モントローズ墓地にある納骨堂に安置されている遺骨は、今年6月1日以降は永久保存となり、それ以後に遺骨を他に移したい遺族は公式な書類が必要となる。
• 今まで遺骨を埋葬するまでの期間、納骨堂に遺骨を預けていた遺族は、6月1日になる前に引き取る必要がある。現在253の遺骨が納骨堂にあるが、共済会では認識できる29遺族に連絡を取っている。
• 今後について、共済会はモントローズ墓地と連絡を取りながら、一時的に納骨堂に遺骨を預けられるように、そのプロセスを模索中。

墓地の購入価格について

• 昨年度の初め、共済会ではモントローズ墓地のオークヒル・アネックスに190の墓地を所有し、1墓地当たり350ドルで希望者に譲渡していた。価格は今年1月1日から1,000ドルに上がっている。これは市場価格との開きが大きくなったことから調整されたもので、例えばモントローズ墓地では1墓地当たり1,800ドルで販売している。
• 昨年は値上げ前に墓地を購入する人が多く、112墓地が売れた。現在オークヒル・アネックスに残っている墓地は約80。
• 共済会ではオークヒル・アネックスの東側にあるチェリー・トライアングル・アネックスに新たに259墓地を購入した。こちらの購入価格は1,500ドル。
• 共済会が所有する墓地は合計約340で、例年の墓地購入者は10人から15人であることから、向こう20年から30年に必要な墓地は確保しているという。

埋葬費用

 埋葬にはどれ位の費用がかかるのか。2019年4月1日現在の費用は:
・墓地 $1,000から1,500ドル。棺が埋葬できる大きさ。火葬であれば複数の骨壺を埋葬できる。
・ヘッドストーン $1,751.88
・埋葬 $1,300(平日)
$1,800(土曜)
・火葬用ボールト(コンクリートボックス)$400
・セッティング費 $100
・その他の費用が適用されることもある。
・墓地を所有している場合、埋葬には少なくとも3,551.88ドルが必要となる。
*墓地購入についての問い合わせは、
カレン・カネモト氏(jmaskanemoto@gmail.com)へ。

アウトリーチ活動

• 共済会では昨年からコミュニティ・アウトリーチ活動が設置され、ブライアン・舟井氏が担当している。これは日系コミュニティだけでなく、市民としてシカゴ全体へのコミュニティ貢献をしようとするもので、プロジェクト120に参加している。
• プロジェクト120は、1883年のコロンビア博開催時に建設された鳳凰殿や日本庭園一帯をフェニックスガーデンとして復活させ、また同博覧会開催地一帯を当時の設計者オムスキーが意図した自然と共存する公園の姿に戻そうと、ジャクソンパーク全体の修復を進めている。
• 1936年から1941年まで鳳凰殿や日本庭園の管理に当たっていたショージ・オオサト氏がシカゴ共済会の創設者の一人であったことから、プロジェクト120との縁が深まり、最高10万ドルまでの貢献を予定している。共済会は現在の大阪ガーデンの中にある月見橋への命名権がある他、日本パビリオン完成の折には、1800年代後期からの日本人のシカゴへの貢献を表示する予定。
• フェニックスガーデンはオバマ大統領博物館建設予定地に隣接していることから、開発が遅れている。フレンズ・オブ・パークという環境保護団体がオバマ大統領博物館の建設地と環境について訴訟を起こしており、論争の的になっている。舟井氏はこの問題について、それほど長くないうちに解決するだろうと予測している。

セミナー

• 共済会では6月に「ホスピスとパリアティブ(緩和ケア)」についてのセミナーを行う。サービスの詳細や費用負担者など、詳細な説明が行われる予定。セミナーの実施日、場所、時間は追って発表される。

• シカゴ共済会の役員名は、英語面参照


2019年共済会年次会


モントローズ墓地


納骨堂


シカゴ共済会役員の皆さん