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レスリングの吉川早紀選手、全米2位
オリンピックを目指して活躍中

• シカゴ在住の吉川早紀さん(12)が3月24日にオクラホマ・シティで開催されたレスリングの少女フォークスタイル全米選手権大会で、全米2位の成績を収めた。吉川選手は14歳以下の79ポンド部門に出場し、決勝戦で惜しくも2対1の1点差で優勝を逃した。
• 5月にはテキサスで行われる2019年女子フリースタイル全米選手権で優勝を狙う。吉川選手は2017年の同大会で優勝した実績を持つ。もちろんこれから狙うのはオリンピックだ。

• 吉川選手は小学2年生の時、東京で開催された体操教室に入った。そこにはレスリングで世界チャンピオンとなったコーチが教えていた。
• 最初は普通の体操をやっていたが、レスリングを見ているうちにやってみようと思い、また、コーチにも勧められてレスリングを始めた。

• 2016年12月に父親の転勤でテキサス州ヒューストン在住となり、現地で練習を重ねてトーナメントに出場し優勝した。個人戦だけでなく、団体戦でもテキサス代表に選ばれ、団体の全米大会にも出場した。

• 昨年7月に父親の仕事でシカゴ地区に転勤となり、現在はアーリントンハイツにあるArlington Cardinlsに所属し練習を重ねている。ここにはオリンピックに出場したコーチもいるという。
• 日頃のローカル大会では男子がメインのトーナメントに出場し、既に2回優勝している。また、男子部門でもイリノイ州大会のファイナリストになっている。
• 寒さが厳しいシカゴ地区ではインドアスポーツのレスリングの人気が高く、東京やテキサスよりも競技人口が多く、それだけに競争も激しいのだという。

• オリンピックの女子レスリングはフリースタイルで行われるが、アメリカでは寝技が多いという特徴を持つフォークスタイルが盛んで、吉川選手はフリースタイル、フォークスタイル、グレコローマンスタイルの3つのスタイルを習得し、どのスタイルの大会にも出場している。
• 吉川選手の母親の話によると「将来はフリースタイルに絞るにしても、現在3スタイルを覚えることで技の幅が広がり、将来の役に立つと考えている」という。

• 早川選手は現地校と補習校に通っている。補習校ではこの春から中学部1年生となった。2つの学校に通う忙しさに加え、試合や練習も大変だ。試合があれば楽しいイベントに参加できない悲しさがある。補習校の小学部6年生の卒業式には出席できず、中学部の入学式にはジャージを着たまま、かろうじて出席することができた。
• 育ち盛りの吉川選手にとって、試合前の減量も辛い。レスリングを止めたくなることもあるという。だが、吉川選手の2人の兄、弘紀君と大紀君はそれぞれトライアスロンとフットボールの選手というスポーツ一家。家にいる時は2人の兄がレスリングの練習の相手になって元気付けてくれる。吉川選手の今後の活躍が期待される


2017年の女子フリースタイル全米選手権で優勝した吉川早紀選手(右)


吉川早紀選手(左)