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懐かしさふんわり、シカゴ仏教会で夏祭り
ボランティアの若者達も活躍

• シカゴ市アップタウンにあるシカゴ仏教会で6月23日、恒例の夏祭りが行われた。会場では湖響太鼓による和太鼓演奏、居合道、弓道、合気道、盆踊りの実演が行われた。
• 屋外には特別グリルが設置され、名物の照り焼きチキンの香ばしい匂いが立ち込めた。
• 室内では寿司やうどん、焼き菓子などの販売が行われ、テーブル席は日本の味を楽しむ人たちで賑わった。因みに人気の照り焼きチキンは完売だった。
• 室内では骨董品の展示やジュエリーの販売、鯉アートの展示販売の他、浮世絵などの絵をTシャツにプリントするテーブルも現れ、シカゴ仏教会を支える若手の活動もあった。

ボランティアの若者たち

• Tシャツのプリント販売をしていたのは、コーリー・マツモトさん。アートブックから好きな絵を選んで注文すると30分でTシャツにプリントしてくれる。
• マツモトさんは大学時代、日本伝統芸能の絵をTシャツにプリントし、伯父や友人にプレゼントしたところ、みんなが「売るべきよ」と言ってくれたのだという。本にしてある浮世絵は伯父さんが作ってくれたものだという。父親もグリーティング・カードを作ると言い、芸術一家のようだ。
• 「これは洗っても大丈夫?」と訊くと、「洗って干せば大丈夫だから」と太鼓判を押してくれた。
• マツモトさんは大学を卒業したばかりで、これから大学院に進むと語った。専攻は芸術ではなく、ケミストリー関係だという。マツモトさんは友人らとバンザイ・プロジェクトを立ち上げており、「ウェブサイトを近々立ち上げるので見て欲しい」と語った。

• 照り焼きチキンを販売していたジル・サイキさんは、ボランティアをするために婚約者を伴い、ボストンから戻って来た。「四世ですか?」と訊くと「私、四世?う~ん、四世かどうか正確には分からない」という日系新世代。
• サイキさんの家族はシカゴ仏教会のメンバーで、祖父母の代から仏教会を手伝っている。「小さい頃からいつもここに来ていましたから、ホームのようなものです」と語る。
• 婚約中のサイキさんは幸せいっぱい。「すぐにシカゴに引っ越して来る予定です」と語った。

風虎弓道場

• 弓道の実演をやっていた、風虎弓道場の伊東靖雄氏にお話を伺った。伊東さんは弓道と居合道をやるが、仏教会での実演は弓道に限っているという。

• 伊東さんは弓道を始めて約15年。「的に当てるよりも心の問題が非常に難しいと思う」と語る。
• 的当ての競争になるのは弓道の本来の姿ではなく、精神修行であり、的に当てることに惑わされず、正しく心構えをして、きちんと撃てば、自然に的に当たるのが弓道だという。
• 「今日も矢が(自分の意図に反して)飛んだんです。すべてのエネルギーが多かった。それが弓に出ていて、矢が手からポッと離れてグルグルと回って。そういうこともあります。でも慌てないで、きちんと終えるというのがやはり精神ですね」と語る。
• 精神修行とは正しく心を持ち、邪念を無くし、自分に正直になるということ。だがやるべきことを思い過ぎてもいけない。心を静かにして普段のように行う事。「だからこういう所で実演するのは良いことで、普段と違う所でも心が保てるように、そのようなことを目指すことが道なので」と語った


シカゴ仏教会夏祭り展示会場


Tシャツ販売のコーリー・マツモトさん(左端)と仲間たち


ジル・サイキさん(左)と婚約者


盆踊りの実演