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シカゴ・グルメで日本の味紹介
料理の鉄人・森本正治氏のマグロ解体実演も

• 約一週間に亘る食の祭典「ボン・アペチ・シカゴ・グルメ」のメイン・イベントが9月28日と29日の両日、ミレニアム・パークで開催された。
• 会場には56団体が展示ブースを出し、各々の料理や飲み物などを提供した。それぞれのテーマを持つ14のグルメ・テイスティング・パビリオンでは、170のレストランが交代で各々の自慢料理を提供した。
• また、4つの大型テントでは77のディストリビューターやメーカーなどが各種ワインやスピリット、各国自慢の飲料など、様々な飲み物を提供した。JETROシカゴ事務所もいろいろな日本酒を紹介した。

• 在シカゴ総領事館と日系企業の協力によりジャパン・パビリオンが設置され、日本の味や観光スポットなどの紹介が行われた。今年は昨年の3倍の広さになり、日本酒の紹介も行われた他、JALも、ジャパン・パビリオン前で写真を撮ってインスタグラムにアップロードすれば日本への往復航空券が当たるキャンべーんを実施し、若者たちの人気を集めた。

• ジャパン・パビリオンで料理を提供したのはストリングス・ラーメン・ショップ(チャーシュー混ぜソバ)、輝月レストラン(ジャパニーズ・ホットドッグ)、亀八(スモーク・カンパチ握りとサーモンの柚子香味焼き)、バー・ラモネ(スパニッシュ・クリスピー・ライス)、アラミ・レストラン(豚の角煮)、ナオキ寿司(エビ天のポキ)、ヨシズカフェ(常陸牛の燻製)。
• ヨシズカフェのオーナ勝村伸子氏によると、茨城産の黒牛、常陸牛の燻製を約2000皿提供したという。
• この他、サザン・グレイザーズ・ワイン&スピリッツ・イリノイが石川県の手取川きんさ生大吟醸と島根県の出雲富士純米酒を、コブランドが山形県の富士万流、広島県のまぼろし純米吟醸、茨城県の渡舟純米吟醸を紹介した。

• ジャパン・パビリオンを訪れた来場者には、森永製菓のハイチュー、キッコーマンのポン酢やグルテン・フリーのたまり醤油、伊藤園の抹茶グリーンティなどのサンプルがプレゼントされた。

料理の鉄人、シェフ森本正治

• メインステージでは40人を超える有名シェフ達が料理を実演した。日本のテレビ番組「料理の鉄人」や米国の「Iron Chef America」で世界的に有名なシェフ森本正治氏も登場し、130ポンドのマグロの解体を披露した。
• 森本氏は置かれているマグロの下側の身は重さがかかるため、上側の身の方が高いこと、尾びれを切り離した断面を見て脂の乗りを判断すること、レストランで使えるのは1匹のマグロの60%から70%、冷水を泳ぐために脂は皮側に付いており、背骨の周りは脂が少ない赤身であることなどを話しながら、時々小さな切り身を客席に投げて会場を沸かせた。
• 20分程でトロ、中トロ、赤身に切り分けた森本氏は、寿司に入れるワサビの量はトロ、中トロ、赤身で異なること、寿司や刺身を食べる時には醤油にワサビを混ぜないこと、寿司は一口で食べることなど、基本的な食べ方を話した。

• 森本氏は1985年に渡米し、創意工夫によって自らの道を開いて行った。現在はニューヨーク、フィラデルフィア、ラスベガス、ハワイ、インド、ドバイ、カタール、メキシコ、マウイ、東京などにMORIMOTOブランドのレストラン16店を展開している。シカゴにもJaponaisを出していたが、数年前に閉店した。
• 観客に「シカゴ再出店は?」と尋ねられた森本氏は、「イエス」と答えたがそれ以上は話さなかった。
• 森本氏は最後に「いつも新しい料理にチャレンジしている。包丁を握るまでは震えが止まらない」と語った。


和食のサンプルに集まる人々。料理はナオキ寿司による海老天のポキ


アラミ・レストランによる豚の角煮


常盤牛を準備するヨシズカフェのチーム


スモーク常盤牛の燻製、ワサビとリンゴソース添え


シカゴ・グルメのメインステージで130ポンドのマグロを解体する料理の鉄人・ シェフ松本正治