日本語メインに戻る
過去のニュース

 

自宅滞在令違反ビジネスに軽犯罪法
非難轟々でプリツカー氏撤廃

プリツカー州知事は5月15日、必要不可欠以外のビジネスが自宅滞在令に反して営業した場合は軽犯罪とする発表したが、20日に始まった州議会で撤廃すると述べた。

プリツカー氏は15日の発表後、ビジネス閉鎖やライセンスを失うよりも、軽犯罪の方がペナルティが軽いと主張していたが、共和党はもとより身内の民主党からも批判が出ていた。

軽犯罪摘発によりターゲットにされているのはレストランやバー、ヘルスクラブ、ヘアサロンや理髪店などで、摘発されれば75ドルから2,500ドルまでの罰金、364日までの収監となる。

両党から成る行政ルール委員会の共同委員長を務めるキース・ウィーラー氏(共和党)は「シングルマザーで解雇された人が、子供を養うためにネイルサービスを自宅でやって摘発された場合、罰金を払ったり収監されたりするのは忍びない。多くの失業者が出ている状況下で、そのような事はすべきではない」と述べ、民主党議員と共に委員会でブロックを掛ける準備を進めていた。

20日の州議会ではジーニア選出のダーレン・ベイリー州下院議員(共和党)が、プリツカー氏への抗議のためにマスクを着用せずに議会に出席し、81対27で退出を求められた。
これは政治ショーと見られ、プリツカー氏の軽犯罪撤廃の発表はベイリー氏退出のすぐ後に行われた。

プリツカー氏は撤廃声明で、逮捕が目的ではなく、自宅滞在令に違反して営業するビジネスに対し、地方自治体や警察の取り締まりを容易にするのが本来の目的だったと説明した。

5月29日より、アウトドアでレストラン開業可能
経済再開プランは第3段階に

J.B. プリツカー州知事は5月20日、来週末より経済再開第3段階に入り、レストランのアウトドア営業が可能になると発表した。

新型コロナウィルスの感染検査で、感染者数20%を切る日が14日以上継続する見込みを踏まえ、プリツカー氏は5月29日から第3段階に移行する可能性に言及していた。

第3段階になれば理髪店やヘアサロン、必要不可欠以外の小売店の営業が入店者数制限の元に可能になるが、レストランは第4段階になるまでピックアップと宅配のみに制限されており、業界から強い抗議の声が上がっていた。

プリツカー氏はこれに応える形でレストラン協会と調整し、アウトドアのみという事で営業を可能にした。

プリツカー氏の会見に同席したイリノイ・レストラン協会のトイア会長は「暗いトンネルの先に、ほのかな光が見えた」と述べ、「ストリートを閉鎖して歩道にカフェを広げよう。駐車場や公道を利用しよう」と呼び掛けたが、ストリート閉鎖や公道の使用がどこまで可能なのか、アウトドアのライセンスを持たないレストランはどうなるのかなどの詳細は発表されていない。

 これには地方自治体の判断も必要で、郊外のヒンズデイルでは繁華街の道路を一方通行にし、アウトドアスペースを広げるという。

一方、インドアのライブハウスなどはこの恩恵に預かることができず、困惑が広がっている。入店人数の制限の元にインドアでの営業が可能になるのは第4段階で、ここに行き着くには早くとも6月の後半になる見込み。

5月29日から第3段階になれば、一般の10人以下の集まりが可能になり、ボート遊び、ゴルフのカート使用、アウトドアでのテニスも人数制限の元で可能になる。いずれの場合もマスクの着用や社会的距離を保つことが要求される。

プリツカー州知事、
5段階の経済再開策を打ち出す

 J.B. プリツカー州知事は5月5日、5段階のイリノイ州経済再開策を打ち出した。イリノイ州を北東部、北中部、中部、南部の4地区に分け、その地区ごとに5段階の基準をクリアして行けば平常に戻ることができると言うもので、新型コロナウィルスの感染が再度拡大すれば、より厳しい段階に戻ることになる。

5段階の概略は:

第1段階)
感染急拡大により、自宅滞在令が敷かれ、外出時は人との間に1.8mの社会的距離を取り、必要不可欠な集まりは10人以下とし、必要不可欠な仕事以外は自宅勤務、必要不可欠な製造業や店舗のみが営業し、レストランはピックアップと宅配のみ、緊急時の旅行はできるが、必要不可欠でない旅行は自制が求められる。

第2段階)
感染拡大が伸び止れば、一般小売店は店外でのピックアップや宅配で営業できる。ゴルフ場や州立公園は社会的距離を守ることを条件に解放されるが、カウンティや地方自治体管轄の公園は、各々の管轄で判断される。その他は第一段階と同じ制限がある。外出時に社会的距離を取れない場合はマスクの着用が求められる。

第3段階)
検査を受けた人のうち陽性になった人が20%以下で、14日間に10%を超えて増加せず、ICU受け入れや人工呼吸器が十分にあること、感染経路追跡体制を満たすことなどを条件に、一般の10人以下の集まりが可能になる。自宅勤務者は職場に通勤でき、一般小売店は入店者数制限の元に営業できる。一般製造業は社会的距離を保ちながら営業できる。ヘルスクラブやヘアサロンなどは指導要綱の元に開業できる。旅行はCDCのガイダンスに沿って可能。レストランはピックアップと宅配のみ。いずれの場合もマスクの着用や社会的距離を保つことが要求される。

第4段階)
CDCのガイダンスに沿って50人以下の集会ができる。学校が開校され、保育所などもガイダンスに沿って開かれる。レストランは入店者数制限の元に店内で営業でき、ヘルスクラブ、ヘアサロン、劇場なども入店者数制限の元で営業できる。公園では自由なアクティビティができる。マスク着用や社会的距離の確保は求められる。

第5段階)
安全ガイダンスに基づき、平常に戻る。

イリノイ州全体は、現在第2段階にあると発表されているが、4000人を超えるCOVID-19の死亡者数のうち約90%をクックカウンティとその周辺カウンティが占めており、北中部、中部、南部地区では早期の経済再開を望む声が大きい。

イリノイ州ではほぼ連日、2000人を超える感染者が出ているが、プリツカー州知事は15日に「保証はないが」と前置きし、5月29日をめどに第3段階に移る道半ばだと話している。感染者数は2000人台だが、検査を受けて陽性になった人の率が11日から20%を下回っているからだと言う。18日に発表された24時間内の検査件数は18,443件で、陽性になった人は1,545人と8.4%だった。一方、死亡者数は146人で、総数4,379人となった。18日までに621,684件の検査が実施されている。

 また、州知事は18日、レイクとセント・クレアの2カウンティで感染者の感染経路の追跡を強化するテストプログラムを実施すると発表し、経済再開へのキーポイントになると語った。

イリノイ州自宅滞在令延長、5月31日まで
公共の場でのマスク着用義務付けも

イリノイ州で4月23日に発表された新たなCOVID-19感染者は1,826人、死者は123人を数え、感染者総数は36,934人、死亡者総数は1,688人となった。

プリツカー州知事は同日記者会見を開き、4月30日までの自宅滞在命を5月31日までに延長すると発表した。同時に公共の場で、人との間に6フィート(約1.8メートル)の間隔が取れない場合はマスク、もしくは口と鼻を覆うものを着用するよう義務付けた。
延長は科学界や医学会の専門家の予測モデルを参考に決断したもので、延長なしでは更に拡大の波が押し寄せるとプリツカー氏は述べている。

一方、5月1日より必要不可欠以外の小売りビジネスは電話注文による販売を可能にする他、待機手術もCOVID-19患者のための医療設備が十分に確保されていれば実施できる。

 詳細は下記の通り。

●州立公園はイリノイ州天然資源局(Illinois Department of Natural Resources)のガイダンスの元に、段階的に開放される。
・釣りやボート遊びは2人までのグループとする。
・公園のリストや開放日は天然資源局のウェブサイトhttps://www2.illinois.gov/Pages/news-item.aspx?ReleaseID=21460で確認できる。
・ゴルフは人と6フィートの間隔を取り、イリノイ州商業経済機会局(Illinois Department of Commerce and Economic Opportunity)の厳格なガイダンスの元にプレーできる。ウェブサイトはhttps://www2.illinois.gov/dceo/Pages/default.aspx

●新しく必要不可欠なビジネスとしてオープンできるのは
・園芸用品店。(Greenhouses、garden centers、nurseries)
店内では人との6フィートの間隔をとり、客も店員もマスクなど口と鼻を覆うものを着用する。
・動物の手入れをするAnimal grooming servicesもオープンとなる。

●必要不可欠とされないビジネスは電話やオンラインで注文を受け付け、店外でのピックアップやデリバリーのみで商品を販売することができる。

●商店などのインドアを含め、公共の場で6フィートの間隔が取れない場合はマスクなどを着用する。これは例外を除き2歳以上の個人に義務付けられる。

●必要不可欠なビジネスと製造業者は、人と6フィートの間隔が取れない場合には従業員全員にマスクなどを供給する。また、収容人数制限、労働時間のシフト、必要不可欠な製造ラインのみの運営など、規則に従う。

 自宅滞在令延期に関するのプリツカー州知事の声明、専門家による予測モデルの詳細はhttps://www2.illinois.gov/Pages/news-item.aspx?ReleaseID=21459で。

イリノイ州運営のCOVID-19検査所が5か所に
無料、医師の診断書無し、ドライブスルーのみ


イリノイ州における新型コロナウィルスの一日当たりの感染者数が4月22日、今まで最高の2,049人となった。今までの感染者総数は35,108人にのぼる。
また、一日当たりの死亡者数は98人で、総数は1,565人となった。

プリツカー州知事は感染者数増加の理由について、一つは検査件数の増加に帰すると述べている。22日には9,300件の検査が行われ、1日10,000件の目標に近づきつつある。

イリノイ州では多くの病院や医療関連施設で検査を実施しているが、州政府運営でコミュニティベースのドライブスルー検査所を設置している。プリツカー氏は22日、22日にオーロラに、24日にはロックフォードにドライブスルー検査所を新設すると発表した。これで州政府運営の検査所は5か所となる。この5か所で2,900件の検査が可能になる。

これら5か所での検査は無料で、COVID-19感染による症状がある人は誰でも検査を受けることができる。医師の診断書も必要としない。症状とは発熱、咳、息切れがある人。
州運営の検査所は元々、感染者の治療に当たる医療スタッフが容易に検査を受けられるようにと設置されたが、感染者の実態がより正確につかめるようにと間口を広げた。

 5か所は:

● Rockford
8 a.m. - 4 p.m. or 検査キットが無くなるまで
1601 Parkview Ave., Rockford, IL

● Aurora
8 a.m. - 4 p.m. or 検査キットが無くなるまで
1650 Premium Outlet Blve., Aurora, IL

● Markham
8 a.m. - 4 p.m. or 検査キットが無くなるまで
3824 W. 159th Place, Markham, IL

● Bloomington
9 a.m. - 5 p.m. or 検査キットが無くなるまで
1106 Interstate Dr., Bloomington, IL

● Harwood Heights
7 a.m. - 3 p.m. or 検査キットが無くなるまで
6959 W. Forest Preserve Rd., Chicago, IL

 検査に行く時の注意事項は:

1.写真入りのIDを持参する事。医療関係者はIDバッジを持参。

2.検査を受ける人は窓が開くシートに座っている事。

3.順番を待つ間、車の外へ出ない事。

4.必ず車に乗って行く事。(検査所では検査スタッフの安全を護るため、徒歩による検査は受け付けていない)

5.長い待ち時間が予想されるため、心と時間にゆとりを持つこと。症状がひどく急を要する人は、医師や緊急病院に連絡し、列に並ばない事。

その他の検査所は、https://coronavirus.illinois.gov/s/testing-sitesで見ることができる。問診や予約を必要とする所が殆どなので、事前に連絡を。

 COVID-19に関する情報はhttp://www.dph.illinois.gov、ホットラインは
1-800-889-3931、e-mailによる質問はDPH.Sick@Illinois.gov。

プリツカー州知事はCOVID-19感染のピークは5月半ばで来ないと見ており、4月30日が期限となっている自宅滞在令は延期の可能性が高い。しかし、州立公園や緊急以外の手術の実施の再開は思案中だと言う。
6月への自宅滞在令延期については「それはないだろう」とコメントする一方、「今ははっきりしたことは言えない」と述べている