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酒・食・茶をシカゴに紹介する
テイスティング・イベント

• 日本酒や日本の食文化をシカゴ地区の飲食業者に紹介する“Chicago Tasting Event from Japan 2014”が6月10日、シカゴにあるケンダル・カレッジで開催された。主催したのはJETROと在シカゴ日本国総領事館で、会場には26社がブースを出し、日本酒、緑茶、日本食材、ソフトドリンクなどを紹介した。

• 挨拶に立った吉田雅治在シカゴ総領事は、日本酒は非常に洗練された技術を持つ日本文化を反映している。日本の150以上のブランドが会場に揃っており、できる限りいろいろなタイプを試して欲しいと出席者に呼び掛けた。また、ユネスコの無形世界遺産に登録された和食は日本の粋を反映しており、和食とは切り離せない緑茶も様々な種類を試して欲しいと語った。
• 酒サムライで知られるジョン・ゴーントナー氏による「酒と食」についてのレクチャーも行われた。同氏によると、日本酒にはタンニンがなく比較的酸味が少ない。このため、ワインのように白は魚、赤は肉というような料理との組み合わせに境界はなく、日本酒と料理の組み合わせは自由だと語った。
• 長年日本に住み、日本酒を良く研究しているゴーントナー氏は、日本酒はワインのようにブドウの産地や種類で料理との組み合わせにこだわる必要はなく、あえて言うならば香りや味やインパクトを考えて、刺身や牡蠣には吟醸酒、クリームソースにベーコンを散らしたパスタには純米酒、苦みのある野菜には生酒、古酒にはチーズという組み合わせを提案できると語った。

• 北海道旭川の高砂酒造はかまくらの中で自然に酒を絞る純米大吟醸酒「銀河雫」を奨めていた。
• 高砂酒造が海外進出を始めたのは約10年前。佐藤社長によると、日本国内では人口の減少や若者の日本酒離れで、約10年前に出荷量が半減した。北海道には13軒の蔵本があるが、日本全体の消費量の2割を占めるのみ。生き延びるために少しずつ海外販売に挑戦したのが海外進出の始まりだという。

• 小鼓醸造元、西山酒造の西山周三社長は初めてシカゴに出展した。
• 西山酒造が海外進出を始めたのは、西山氏が社長に就任した6年前。海外進出を積極的に進める西山社長は「海外に出て来る人は、国内はダメだということで海外に逃げてくる。それだと海外も失敗するはず。うちは全体が半分に減っていても、僕が(西山酒造に)戻って来てから3倍ぐらいになっている。やりようによって国内ものばせる」と力強く語った。
• その成功の一つに、酒米農家と酒蔵との関係改善がある。かつては両者の間に壁があったという。西山社長はその壁を取り除き、地元丹波の支持を得た。

• 広島県の今田酒造の杜氏・今田美穂さんは、純米大吟醸酒「富久長」を奨めていた。富久長は軟水で作った酒。
• 今田さんによると、軟水にはミネラルが少なく、アルコールの発酵がしにくい。元々軟水で日本酒を作る方法を発明したのが広島だという。低温でゆっくり発酵させる方法が吟醸作りに繋がったという。
• 今田酒造は20年近く前から海外に進出している。この10年ぐらいで売れるようになったという。
• 今田さんは「いいお酒は国内でも消費が増えています。特に純米酒が増えています。富久長は4合瓶が良く出ていて、普段に飲んで頂く感じです」と語った。

• キッコーマン・セールスUSAのマネージャー下田聖一郎氏はとんこつラーメンのスープミックスや、白だしを讃岐うどんと共に紹介していた。とんこつは作るのが一番難しいが、ラーメンが広がりを見せており、スープミックスを業務用に販売しているという。
• また、うまみというだしの文化への理解がシェフの間で深まって来ているという。「和食がユネスコに登録され、ますます和食に注目が集まってくると思うので、いろんな方々に試して頂きたい」と語った。

• ますます人気が出ているラムネも紹介された。サンガリア社のツング・グエン氏によると毎年15%から20%売り上げが伸びているという。近年はオレンジやストロベリー味が人気になっており、砂糖や天然のフレーバーを使っているのが強い訴求ポイントになっているという。

• 近年はグリーンティー・ブームが広がっているが、いち早く上等な緑茶を米国市場に導入したGreen Teaistの社長・ホーケン・セキ氏がブースを出していた。
• Green Teaistは京都、静岡、鹿児島、福岡などの日本で一番良いお茶を輸入し、有名レストランやホテルや店舗に販売している。
• ティーサシェに入れた抹茶、くき茶、煎茶をブレンドした緑茶は2012年の北アメリカ・ティー・チャンピオンシップで一位を受賞した。これは売れ筋商品になっているという。シカゴ近辺ではホールフーズで購入できる。
• セキ氏は新製品にも取り組んでおり、アラスカのsea saltと抹茶を合わせた塩を発売している。魚や肉を焼く前に振りかければ、うまみがあり、まろやかな味が出るという。また、臭みもとれる。
• (フルストーリーはシカゴ新報6月27日号でお読みください。


A variety of sake introduced by Kuramoto Trading

Shuzo Nishiyama, President of Kotsuzumi Brewery in Hyogo Prefecture


Seiichiro Shimoda, manager at Kikkoman Sales USA., Inc. introduces Shiro Dashi Tsuyu.


Tung Nguyen, assistant manager of Sangaria U.S.A., introduces ramune, soda beverages.

Tetsuyasu Sato, president of Takasago Sake Brewery
in Hokkaido

Miho Imada, Master Brewer in Imada Sake Brewery


Hoken Seki, President of Green Teaist introduces
very fine green tea