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楽しみいっぱい、
シカゴ仏教会“夏祭り”

• シカゴ仏教会で6月22日、恒例の夏祭りが行われた。境内には大きなグリルが設置され、名物の照焼きチキンが次々に焼き上がった。室内では照焼きチキンの他、うどん、散らし寿司、いなり寿司などが販売され、入場者は日本の味を楽しんだ。

• ホールではクラフト・グループによるカラフルな手芸品が販売された。シカゴ仏教会には約10人から成るクラフト・グループがあり、毎月2回集まって様々な手芸品を作っている。また、年に1回、大きなキルトをすべて手作りで完成させている。
• テーブルには工夫を凝らした布製のバッグや人形、昔懐かしいお手玉などが所狭しと並べられ、入場者の興味を引いていた。
• また、ホールではサイレント・オークションも行われ、普通の店では変えないような立派な漆器などが並んでいた。高級品だけでなく、安価で変える食器などもあり、「掘り出し物」を見つける楽しみもあった。

• 本堂ではパティ・ナカイ住職による15分間の法話が行われた。法話は“Taste of Chicago Buddhism”と題され、夏祭りの時にナカイ住職が毎年開いている。今年のテーマは「こわい化け物」。ナカイ住職は「仏教にはこわい化け物がたくさんいて、これらの話が利己主義になってはいけないこと、真面目になること、他の人々を助けてあげることなど大切なことを教えてくれる」と語った。

• ホールのコーナーではシカゴ仏教会の文化展示が毎年行われている。今年は「こけし」の展示が行われ、いろいろなこけしが並んでいた。
• 展示パネルの説明によると、こけしが作り始められたのは1800年から1829年にかけての江戸時代で、東北地方で始まった。長い冬の間、家の中に閉じ込められる農家の人々がこけしを作り始めたのではないかと見られている。
• 考えられるもう一つのこけしの起源は、温泉のお土産に陶器職人らが作り始めたというもの。
• 一番古いこけしは遠刈田温泉(宮城県・蔵王町)で作られたもので、秋田、岩手、山形などの東北地方に広がったと見られている。もっとも行き渡っているのは鳴子温泉(宮城)で作られた、どっしりと安定感のある鳴子スタイルのこけしだといわれている。
• 大きなこけしは「子宝」の象徴だと考えられていた。また、不幸にして早死にした子供の身代わりだとして大切にされていた。
• こけしには温泉や産地と繋がる主に11のスタイルがあるといわれる。
• 土湯スタイル:飯坂温泉(福島県)、岳温泉(福島県二本松)
• 弥治郎スタイル:弥治郎温泉(宮城県白石市)
• 鳴子スタイル:鳴子温泉(宮城県大崎市)
• 遠刈田スタイル:遠刈田温泉(宮城県・蔵王町)
• 肘折(ひじょり)スタイル:肘折温泉(山形県最上郡大蔵村)
• 木地山スタイル:木地山温泉(秋田県湯沢市)
• 南部スタイル:盛岡温泉(岩手県盛岡市)、花巻温泉(岩手県花巻市)
• 津軽/温湯スタイル:温湯温泉(青森県黒石市)、大鰐温泉(青森県南津軽郡大鰐町)

• こけしと温泉の勉強で、日本を偲ぶ夏祭りでもあった


つい聞いてみたくなる
法話のポスター
シカゴ仏教会パティ・ナカイ住職
シカゴ仏教会クラフト・グループの手芸品 お手ごろ価格でサイレント・オークションに出された
漆器

こけしの展示
夏祭りで行われた折り紙教室