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デューリー小学校で日本文化の夕べ

• シャンバーグにあるデューリー小学校で3月6日、「日本文化の夕べ」が開催された。7回目となる同イベントはシャンバーグ親の会が主催しているもので、会場では習字、着物やゆかたの試着、折り紙、ゲーム、空手体験などの他、日本に関するもののサイレント・オークション、カトー鉄道模型の展示、牛丼の販売が行われた。

• デューリー小学校は日本語と英語の二ヵ国語授業プログラムで知られ、日本人もアメリカ人も同じクラスに入り、日本語と英語で交互に授業が行われている。非常に評判の良いプログラムだが、シャンバーグには日本語グラスをプログラムに持つ高校がない。生徒達が日本語学習を継続できるようにと、会場受付では高校に日本語プログラムを導入して欲しいと言う懇願書の署名集めも行われていた。

• 日本文化の夕べには、同校のベス・アーバック校長を始め、第54学校区のアンドリュー・デュロス教育長夫妻、シャンバーグ姉妹都市委員会、金子耕司在シカゴ総領事館広報文化センター長、シカゴ双葉会補習校の尾崎信幸校長、シカゴ日米協会、シカゴ日本人会のメンバーらも参加した。

• 特別ゲストとして、グレン・ブルック・サウス高校との交流プログラムで訪シカゴ中の滋賀県・立命館守山高校の生徒ら29人が日本文化の夕べに参加し、同校独特の準備体操「立守ダンス」を披露した。また、折り紙や習字、ゲームなどを通してアメリカ人生徒との交流を深めた。

• 立命館守山高校の坪坂宣也先生によると、同校にはバンクーバー、シアトル、シドニー、タスマニア、バンコク、シカゴのいずれかを選ぶ海外研修旅行があり、今回シカゴに来ているのはシカゴ・グループ29人。
• また、同校の坂一平先生によると、シカゴとの交流プログラムは4回目で、グレンヴューにあるグレン・ブルック・サウス高校との交流は昨年から始まった。シカゴ・コースの生徒達は、学校交流やホームステイだけでなく、企業でインターンシップを経験し、各々の企業から提出された課題について生徒達がプレゼンテーションし、現地企業に還元するというミッションがある。
• インターンシップ先の企業は、日本航空シカゴ支店、Shaw痴 crab house、科学産業博物館、オモチャのトミー、3Dプリンターを作っているラピッド・ダイレクトの5社。

• 坂一平先生は大学卒業後、タイで日本語を教える教師をした経験を持つ。生徒らのシカゴ研修旅行について「環境を与えてあげれば子ども達が成長するんだということが良く分かる。教員としても嬉しい」と語る。また、米国で日本語を学ぶ生徒が多いことについて「途上国の皆さんが日本へ行きたいから日本語を勉強するというのは良く聞きますが、先進国でも多くの皆さんが日本語を学んでいるというのは親近感が湧きますね。英語を学びたい日本の生徒と日本語を学びたいアメリカの生徒が上手くマッチングできればと思います。ありがたいチャンスです」と語った。

• シカゴ研修旅行のリーダーを務める増井萌さんは、インターンシップがありプログラムが充実しているとしてシカゴ・コースを選んだ。リーダーは立候補制だが、余り手を上げる人がいなかったため、挑戦してみたいと立候補した。

• 増井さんのインターンシップ先はラピッド・ダイレクト。社内を見学し、グループでプレゼン内容をまとめ、最終日に3Dプリンターをどの様に日本で普及するかについて発表する。
• 増井さんは「シカゴはすごく楽しくて、みんなも優しくて、活気に溢れていて、私もやる気にならせてもらって、充実した日々を送っています。ホームステイはお父さんもお母さんも親切で、困ることはありません。初めは思っていることが言えない事もありましたが徐々に打ち解けて、今は本当に楽しいです」と語った。

• 山口開君は、去年シカゴを訪問した先輩の帰国プレゼンテーションを聞いて、シカゴ・コースに参加を決めた。「交流だけでなく、企業の凄い人に出会えたり普段入れない所に行けるので、将来の夢が余りなかったので切っ掛けになたらいいなと選びました」と語る。
• ホームステイ先は、両親と息子と犬が一匹。朝食はシリアル、バナナ、ベーコンとコーヒー。「英語は結構通じます。日本のご飯を食べたいというのは余りないです」と話し、将来は「海外に関わるような仕事に就きたいなと、ちょっと思っています」と語った。

• 小西悠貴君は中学時代に交流プログラムに参加したことがあった。今回は企業に入ってプレゼンテーションをするというレベルの高いプログラムに興味を持ち、シカゴ・コースを選んだ。「シカゴは危険な街かと思っていましたが、来てみて、綺麗で安全な街だと思いました」と話す。
• ホームステイ先はお父さんだけ。
• 「だから話し易いし、したいことを言うと何でもしてくれる感じで、嬉しいですね。英語は正直言って通じてないですけど、日を重ねるに連れて分かるようになって、今は冷静に話せるようになりました。将来は音楽好きなので、音響システムなどのエンジニアの職業に就きたいと思います」と語った。

• 山口君と小西君は科学産業博物館でインターンシップをしている。山口君は「博物館が2020年ぐらいに大阪と東京でロボット・レボリューションの展示会を開催する予定なので、僕達が日本でどうすれば成功するか、宣伝などのアイディアを出します」と説明した。
• 小西君は「僕らの学校はミュージアムに毎年同じ事を言っています。今回も同じ課題なので、今までのは駄目なんだと、新しいことを考えなきゃと思っています。それは非常に難しいです。それをこの週末に考えて、月曜日に頑張ってやります」と力強く語った。

• 大西沙耶さんは英語が苦手だが、ホームステイ先にグレン・ブルック・サウス高校で日本語を学んでいる生徒がいて、大助かりだった。「英語が通じないのがとても悔しいです。帰ったらもっと勉強しようと本当に思っています。将来は海外で何か役に立てる仕事をしてみたい」と語った。


デューリー小学校の日本文化の夕べで
ゲームを楽しむ参加者



習字を実演する立命館守山高校の生徒

立命館守山高校のオリジナルの準備体操ダンスを疲労する
同校の生徒



シカゴ訪問グループのリーダー、増井萌さん.


左より、小西悠貴君、山口開君、大西沙耶さん