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裏千家淡交会シカゴ協会が初点


裏千家淡交会シカゴ協会による初点が1月16日、アーリントンハイツ図書館のヘンドリクソン・ルームで開催された。
• 同協会プレジデントのディーン・ラファエリ氏の挨拶の後、オマール・フランシス氏が亭主を務め、主客の稲垣久夫在シカゴ領事夫妻にお茶を点てた。

• 子どもの頃父から茶道を習ったという稲垣領事は、1540年代に千利休によって始まった茶道の歴史について語った。また、「裏千家淡交会シカゴ協会のお陰で、アメリカの人々が豊かな日本文化を経験し、日本文化の味わいを深めている」と話した。

• 出席者には協会メンバー手作りの花びら餅が配られ、抹茶が提供された。
• 会場には床の間が設置され、初点の飾り付けがなされていた。ジョイス・久保瀬氏は「床の間は部屋の中で最も神聖な所」だと話し、飾り付けについて説明した。

• 掛け軸は裏千家淡交会シカゴ協会50周年の折に、家元第15第千宗室師から贈られたもので、宗室師自筆の「寿」と炎に包まれた「宝」という字が書かれている。宗室師は今年で93歳になるが、毎月海外訪問を続けているという。

• 初点の生け花は、樺の木の枝と椿で、椿はあけぼのを表す。
• 床の間のテーブルに置かれた香炉は、申年にちなみ猿の形をしたものが置かれていた。
• 床の間の上から下がっている柳の枝は友情、結束を表す。

• 三方にはうらじろと紙が敷かれ、その上には米、その上に炭がおかれている。
• うらじろは裏が白く、真実のままに生きることを意味する。また、紙は心の純潔を表し、カミと読むことから神を暗示する。
• 米は貴重な食べ物であり、茶道に炭はなくてはならない重要なもの。炭は紙でくるまれ金銀の水引がかけてある。

• 三方の四隅に置かれているのは成功を祈る勝ち栗、豊作を願う田作り、幸せを願う昆布、そして肌がシワになるまで長寿を願う梅干し。

• 説明の後には正月料理の弁当が出され、ボードメンバーや先生、選出された役員の紹介があり、昨年の行事の反省と今年の行事の発表が行われた。


初点の床の間について説明するジョイス・久保瀬氏


床の間の飾り