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JET同窓生、寿司やゲームで
日本を懐かしむ


• JET同窓会シカゴの新年会が1月16日に在シカゴ総領事館の広報文化センターで開催され、JET同窓生やその友人知人が集まり、日本文化や日本食を楽しんだ。

• JETとは「The Japan Exchange and Teaching」の略で、英語を母国語とする人達が日本に行き、日本の生徒達に生きた英語を教えたり、市町村の役場で英語を助けたりしている。一方、JET参加者に日本の実生活を体験してもらい理解を深めてもらう役割を果たしている。
• 多くのJET参加者は2年から3年の間派遣先の市町村に滞在し、各々の国に帰っていく。JET同窓会はそれらの人々を繋ぐ貴重な機会となっている。

• シカゴJET同窓会のプレジデントを務めるレスリー・ジュリアン氏の挨拶の後、気迫に満ちた居合道、少林寺拳法、合気道の実演が行われた。
• 武道の実演後、参加者らは寿司や焼きそばなどの日本食、福笑い、折り紙、カルタ、チャリティ抽選会を楽しんだ他、着物の着付け、書道教室、変わりおにぎり実演、絵馬による願掛け、などを楽しんだ。

• 今年は阿波踊りのマイケル・クローソン氏が阿波踊りの衣装で現れ、男女別に各々の踊りを指導。参加者は阿波踊りをしながら会場を練り歩いた。

インタビュー

• トム・コリンズさんは2004年から2007年まで、イギリスからJETプログラムに参加した。友人からJETプログラムのことを聞き、願書を出した。「何も知らずに日本へ行ったのですが、(日本と)恋に落ちました」とコリンズさんは語る。
• 派遣されたのは大分市。生徒に下手な日本語で話しかけ、生徒に下手でもいいから英語で話すように勧めた。また、英語クラブでも英語を教え、生徒達をよく知るようにした。こういった努力が実を結び、生徒は恥ずかしがらずに英語で話すようになった。

• 滞在中は非常にラッキーだった。病院に行かなければならない事態が起き、日本語で通じるだろうかと不安だったが学校の先生が同行してくれ、何の心配も無かった。先生は非常に面倒見が良く、ホスト・ファーザーの様だったという。
• いよいよ日本最後の夜となった。コリンズさんはタクシーに乗って自宅に戻ったが、その途中、運転手と日本語で話し続けた。「何かをやり遂げた気がしました。少なくとも日本語で分かり合えたのですから」とコリンズさんは話す。

• コリンズさんは現在、シカゴにあるブリティッシュ・インターナショナル・スクールで働いている。日本での経験で国際感覚を身につけることができ、その経験がシカゴ行きを容易にしてくれたという。コリンズさんはJET同窓会に入り、現在はバイス・プレジデントを務めている。
• 「大分を去ってからかれこれ10年になるので、大分に戻ってどんな風に変わったか見たいですね。友達にも会いたいです」とコリンズさんは語った。

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• シカゴ出身のダニエル・プルイットさんは兵庫県姫路市の3高校で2009年から2012年までの3年間、英語を教えた。デュポール大学で日本語を取っていたプルイットさんは日本へ留学。その後日本への興味がピークに達し、卒業後にJETプログラムに志願した。

• 担当した3校はアカデミックな学校からスポーツで知られる高校など、様々だった。プルイットさんは合気道や剣道クラブに入り、生徒らと練習していた。スポーツ校の生徒らは英語学習にあまり関心を示さなかったが、クラブの生徒らが盛り上げてくれた。また、日本と米国のコメディを話題に盛り込んで、生徒がもっと英語を話すように工夫した。

• プルイットさんはJETプログラムを通して教える楽しさもあったし、多くの友達ができて学ぶことも多かった。「アメリカの文化大使として日本に住んだことは、貴重な経験でした」と語った。
• 一方、問題に出会うこともあった。プルイットさんは「以前に日本に留学していたから、そんなにショックを感じることはなかった。文化が違うのだから、やり方が違うことを理解する必要がありますね」と語った。

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• エラ・マッキャンさんは2012年から2014年まで、千葉県鴨川市で英語を教えた。マッキャンさんは文化交流、特に草の根レベルの交流に強い関心を持っており、多くの人々に会って話し、相手の文化を学ぶ一方自分の文化も伝えたいとJETプログラムに志願した。「みんなもっと世界のことを知れば心が大きくなるし、もっと世界へ出ようとするでしょう。だからその様なことをする大使になろうと思ったんです」と語る。

• マッキャンさんは4つの幼稚園、3つの小学校、3つの中学校で5歳から15歳の生徒達に教えることになった。それぞれの年齢に合わせ、音楽、ポップカルチャー、アイドル、映画などを話題に盛り込んで英語を教えた。中学の生徒達には外国に行ってみることを考えるように勧めた。生徒達とは良い関係ができ、いまでも連絡を取り合う生徒がたくさんいるという。

• 学校以外では祭りや運動会などに積極的に参加してコミュニティの仲間入りに努めた。また、なぎなたも習った。
• 日本食はお好み焼きや寿司が大好きだった。海に近く新鮮な日本食を楽しんだ。住居は狭かったが、ビーチまで2分の近さで快適だったという。
• 一方、失礼な人達に出会うこともあった。「私の肌はちょっとダークだから、時々びっくりする人はいましたね」と話す。鴨川市に住んで2年も経つのに、警察官に呼び止められて身分証明書を見せるよう要求された。マッキャンさんは「こんな時、どうするか。他でもあることだから。その他にはそんな経験は思い出しませんね」と語った。

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• 阿波踊りを新年会に披露したマイケル・クローソンさんとは誰だろう。ジャパンデーやミツワの盆踊り大会などで、いつもプラカードを持って先頭を歩いている人だ。
• クローソンさんはオンラインで阿波踊りの練習スケジュールを見つけ、参加してみた。クローソンさんは日本へ行ったことはないが、父が海軍に属しており、最後の仕事を岩国基地で終えた。クローソンさんも米軍にいたが、特別な仕事で各国に1人か2人しかいない仕事だった。このため日本で仕事をする機会はなく、ずっとドイツで勤務していた。
• 「阿波踊りの音楽はいいですね。大好きなんですよ。みんなフレンドリーだし、いつも阿波踊りを楽しんでいますよ」と語った。


カルタを楽しむJET同窓生とゲスト


阿波踊りを指導するマイケル・クローソンさん


トム・コリンズさん


ダニエル・プルイットさん


エラ・マッキャンさん