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デューリー小学校で日本文化の夕べ
高校で日本語教育をと保護者の声も

• シャンバーグにあるデューリー小学校で3月4日、「日本文化の夕べ」が行われた。学校中の教室や廊下で、茶道、折り紙、日本のビデオ上映、ゆかたの試着、寿司などの日本食販売、日本の学用品や小間物の販売、かき氷、お神輿かつぎ、サイレントオークションなど、様々な日本文化の紹介が行われた。また、シカゴに来ていた滋賀県の立命館守山高校の生徒らが同イベントに合流し、同校で創作されて体操ダンスを紹介した。
• デューリー小学校では10年以上前から日本語と英語の二カ国語授業が行われている。二カ国語授業とは、一日中日本語で授業をする日と一日中英語で授業をする日が交互にあり、この様な授業形式が1年生から6年生まで行われている。これは日本人のためではなく、一般の生徒を対象としているもので、同校親の会の会長を務めるロビ・ボルカマーさんは3人の子ども達に日本語を学ばせるためにシャンバーグに引っ越してきた。

• 普通の授業を受けながら日本語や日本文化を学べる良いプログラムだが、デューリー小学校を卒業した生徒達が、そのレベルで日本語続ける学校がない。ボルカマーさんによると、8年生まではアダムス中学校の日本語クラスで学べるが、高校生になると日本語クラスがなく、日本語の勉強を継続することができない。

• ボルカマーさんらはこの数年に亘り高校に日本語クラスを作ってくれるようにと、学校区211に要請して来た。2年前には学校区211と共にオムロンを訪ね、支援が得られるかどうか打診したことがある。オムロン側は興味を示し、支援についても肯定的だったが、一社だけではなく他の日系企業とも一緒に支援する形にしたい意向だった。一方学校区211ではどれ位の生徒が高校の日本語クラスで学びたいのか確認したい意向だった。

• 現在学校区211の高校で教えているのは、ドイツ語、スペイン語、中国語。
• 中国語は3年前から始まったが、クラスを取る生徒が少なく継続は難しいと見られているという。中国語の例があり、学校区211では本当に日本語クラスを作ったとしても、継続できるのかという懸念が強いのだという。

• 今年の夏、ボルカマーさんらにとって、一つのチャンスがやって来た。夏休みの間に6年生、7年生、8年生を対象にしたオンラインの日本語ワークショップがあり、それに登録して学ぶ生徒が多ければ、学校区211が高校での日本語クラスを考えてくれることになった。

• 現在デューリー小学校とアダムス中学校で日本語を学んでいる6、7、8年生の生徒数は約60人。少なくともその半数が登録してくれれば学校区211が考えてくれるのではないかとボルカマーさんは話す。これから親の会のメンバーに連絡を取り、登録を促進すると意気込みを見せた。

• もう一つ、カリフォルニア州では日本語教育支援のための助成金があり、日本語の先生の給料支援のために年間3万ドルの補助金がJapan Foundation Los Angelesから出ている。ボルカマーさんによると、学校区211ではその助成金の可能性についても調べているようだという。

• ロビ・ボルカマーさんは流暢な日本語を話すだけでなく、読み書きもできる。子どもの頃、日系人の子どもと仲良しになり、その両親が日本語で話していたことから日本に興味を持ち、いつか日本に行こうと思っていた。
• 大学で1年間日本語を勉強した後、1993年から1995年まで静岡市の家庭にホームステイした。その間に私立の日本語学校に通い、日本語だけの環境に身を置いた。
• アメリカに帰国後は国際的なセールスの仕事に就き、日米間を往来することになった。現在は日系企業に勤務している。

• 高校で日本語クラスの継続が危ぶまれることについてボルカマーさんは「私、日本語は違うと思います。この辺りは日本人も多いしビジネスもいっぱいありますので、インターンシップとか、いろいろチャンスがあるから」と話す。
• また、人材会社の仕事を通じてボルカマーさんは「日本の会社の方たちから『日本の文化をもうちょっと分かってくれれば一番有り難い』と良く聞きました。学生達が日本語を続ければもっと日本語もできるし、文化も分かるし、いいじゃないですか。将来社員になれば一番いいと思うけど。ウィン・ウィン・ウィン、みんな」と語った。








親の会の会長を務める
ロビ・ボルカマーさん