Kyodo News

11月01日

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米中間層に10%減税の声明発表
トランプ政権、選挙で支持狙う

 【ワシントン共同】米ホワイトハウスと共和党は10月31日、声明を発表し、中間所得層への10%の所得税減税を目指す考えを示した。中間選挙を意識し、与党共和党の支持拡大につなげる狙いがある。
ただ、税制の決定権を握る議会の審議は中間選挙後となる。共和党が上下両院の過半数を維持する必要があり、実現するかどうかは不透明だ。
トランプ米大統領は22日に「10%の所得税減税を行いたい」と表明していた。減税案はホワイトハウスと下院歳入委員会の共和党の共同声明として公表し、「われわれは追加減税の実現に全力を傾ける」としている。財源の裏付けなど具体的な内容に欠ける。


米大統領、最後の追い込み
激戦11区、歴史的勝利狙う

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は10月31日、中間選挙の共和党候補を支援するため、南部フロリダ州で支持者集会を開いた。投票日前日の11月5日までに激戦8州の計11カ所で遊説する強行日程。中間選挙は政権運営を批判される与党が敗北することが多いが、トランプ氏は最後の追い込みで歴史的勝利を狙う。
トランプ氏は集会に先立ち「上院選は非常に順調だ。1年前は勝てると思えなかった多くの選挙区で勝てそうだ」と記者団に述べ、「下院選もうまくいっている」と自信を示した。


米、墨国境へ軍1万5千人派遣も
移民集団阻止へトランプ氏

 【ワシントン、ロサンゼルス共同】トランプ米大統領は10月31日、中米から米国を目指して北上する移民集団の入国阻止のため、メキシコとの国境地帯に派遣する米軍の規模について「1万から1万5千人に増派するだろう」と述べた。ホワイトハウスで記者団に語った。
トランプ政権は29日、米軍約5200人を国境地帯に派遣すると発表したばかり。11月6日の中間選挙を前に保守層へのアピールとの受け止めが広がっている。
トランプ氏は記者団に「米国への入国を目指す人は合法的でなければならない」と強調、移民集団を「危険な集団」と呼び「彼らは米国には入れない」と重ねて言及した。


米中首脳、電話で貿易摩擦協議
北朝鮮情勢も議題に

 【北京、ワシントン共同】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は1日、電話で会談した。中国国営中央テレビが伝えた。これに先立ち、トランプ氏はツイッターで、習氏と「多くの議題を話し合ったが、とりわけ貿易問題に重きを置いた」とし、非核化が焦点となっている北朝鮮情勢も協議したと表明した。
トランプ氏は「長時間でとても有意義な対話ができた」と強調、今月末にアルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合での米中首脳会談に向け「良い議論ができた」とした。
中央テレビによると、習氏もG20首脳会合で「(トランプ氏と)再び会談できることを期待している」と応じた。


中国、国際輸入博で米をけん制
海外首脳迎え関係強化へ

 【北京共同】中国政府は1日、上海で5日に開幕する国際輸入博覧会に出席するため訪中した中米エルサルバドルのサンチェスセレン大統領の歓迎式典を北京で開いた。他にも輸入博に招待された海外首脳らが相次いで訪中する予定。中国は各国と関係を強化し、貿易摩擦などで対立する米国をけん制する構えだ。
サンチェスセレン氏は習近平国家主席と会談した。中国外務省によると、中国が提唱した巨大経済圏構想「一帯一路」の下、貿易・投資やインフラ整備、工業などの分野で協力を深めることで一致した。サンチェスセレン氏は上海に移動して輸入博に出席する。

歓迎式典に臨むエルサルバドルのサンチェスセレン大統領(右)と中国の習近平国家主席=1日、北京の人民大会堂(共同)


ポンペオ長官、北朝鮮と来週協議
首脳再会談や査察を調整

 【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は10月31日、FOXニュースのインタビューで、北朝鮮高官と来週協議することを明らかにした。相手や場所など詳細には言及しなかったが、11月9日前後にニューヨークでの高官協議開催が有力視されている。
ポンペオ氏はインタビューで、米朝首脳の再会談や北朝鮮の核実験場への査察官派遣について話し合う見通しだと説明。首脳再会談の時期については「来年の早い時期が望ましい」と述べた。
北朝鮮側の協議相手は、金正恩朝鮮労働党委員長の最側近である金英哲党副委員長の可能性が高いとされる。


英国、11月中の交渉妥結想定か
EU離脱で担当相

 【ロンドン共同】難航する英国の欧州連合(EU)離脱交渉を巡り、英国のラーブEU離脱担当相が11月中の交渉妥結を想定しているとみられることが10月31日に公表された議会宛て書簡で明らかになった。
英国とEUは交渉の正念場とされた10月に合意できず、11月中旬の臨時首脳会議で最終合意を図る予定が白紙となっていた。交渉がその後、想定以上に進展した可能性があるが、ロイター通信によると、メイ英首相の報道官は「可能な限り早期に妥結させたい」と述べるにとどめた。

英国のラーブEU離脱担当相(共同)


GM黒字転換、2社は減益
米自動車大手決算

 【ニューヨーク共同】米国に地盤を置く自動車大手3社の2018年7~9月期決算が10月31日、出そろった。ゼネラル・モーターズ(GM)は純損益が黒字に転換したが、フォード・モーターとフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)はいずれも減益だった。フォードは中国での販売落ち込みが打撃となった。
前年同期にリストラ費用を計上したGMの純損益は、25億3400万ドル(約2900億円)の黒字(前年同期は29億8100万ドルの赤字)に転じた。利益率が高い大型車の販売が増えたことも寄与した。
フォードの純利益は前期比37・0%減、FCAは38・0%減だった。


ドイツの消費者団体、VWを提訴
代表訴訟、数万人参加か

 【ベルリン共同】ドイツの消費者団体は1日、ディーゼル車の排ガス規制逃れ問題を巡り、同国自動車大手フォルクスワーゲン(VW)を提訴した。1日施行の新法に基づき、ディーゼル車所有者が不正で損害を受けたとして所有者を代表する形で責任を追及、賠償につなげる。所有者数万人が加わるとみられ、多数の訴訟を抱えるVWにとって新たな痛手となる。
原告は消費者団体の全国組織VZBVと、日本自動車連盟(JAF)に相当するドイツ自動車連盟(ADAC)。違法ソフトを使ったディーゼルエンジン「EA189」を搭載した車が対象で、アウディなど傘下のブランドにも適用される。


人気ラッパー、「政治から距離」
トランプ氏支持公言のウェスト氏

 【ロサンゼルス共同】トランプ米大統領の支持を公言していた人気黒人ラッパー、カニエ・ウェストさんが10月31日までに、「目が覚めた。政治から距離を置く」とツイッターで宣言した。同11日にホワイトハウスに招待され、トランプ氏のことが「大好きだ」と強調していただけに大きな話題となっている。
報道によると、原因とみられているのが保守派活動家の黒人女性が発表した、黒人の若者らに野党民主党の支持をやめるよう訴えるキャンペーンTシャツ。デザインを手掛けたとされたウェストさんは関与を否定した。
その後「信じてもいないメッセージを広めるのに利用された」と書き込んだ。


墜落機のフライトレコーダー回収
インドネシア

 【ジャカルタ共同】インドネシア・ジャカルタの北東沖で格安航空会社(LCC)ライオンエアの旅客機が墜落した事故で、国家運輸安全委員会は1日、現場海域からブラックボックスのうち、フライトレコーダー(飛行記録装置)が回収されたと明らかにした。事故原因究明に向け、解析を急ぐ。
在インドネシア日本大使館は同日、ライオンエア側から、搭乗者に日本人はいなかったとの最終確認の連絡があったと発表した。
ブラックボックスは、フライトレコーダーとコックピット内の会話などを記録するボイスレコーダー(音声記録装置)の総称。ボイスレコーダーはまだ見つかっていない。


フジモリ氏長女、再び拘束
ペルー検察、資金洗浄容疑

 【リオデジャネイロ共同】南米ペルーの裁判所は10月31日、2011年の大統領選での資金集めに絡む疑惑を巡り、マネーロンダリング(資金洗浄)容疑でフジモリ元大統領(80)の長女でフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」党首のケイコ容疑者(43)の拘束を再び許可した。手続きの不備を理由にいったん釈放されていたが、今回は36カ月間の拘束を認めた。
法廷で傍聴していたケイコ容疑者は直ちに警察に拘束された。21年の次期大統領選出馬が有力視されていたが、極めて困難な状況となった。
同容疑者は11年と16年の大統領選に出馬し、惜敗した。


米シナゴーグ銃撃事件で男を起訴
司法当局、憎悪犯罪で

 【ニューヨーク共同】米東部ペンシルベニア州のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で11人が殺害された銃撃事件で、司法当局は10月31日、憎悪犯罪(ヘイトクライム)などでロバート・バウアーズ容疑者を起訴したと発表した。
起訴状によると、バウアーズ被告は10月27日、シナゴーグに押し入り、礼拝に訪れていたユダヤ教徒に銃撃した。11人が死亡し、駆け付けた警察官を含む6人が負傷。被告はユダヤ人を殺害する意図があったと供述している。
トランプ大統領は10月30日、銃撃事件の現場を訪れて犠牲者を追悼した。

ハロウィーンのごみ、拾う若者も
一夜明けた渋谷

 ハロウィーンで仮装した人たちで大混雑した東京・渋谷の繁華街では一夜明けた1日、ペットボトルや空き缶、たばこの吸い殻などが路上に散乱していたが、自発的にごみを拾って清掃する若者たちの姿も見られた。一方、JR渋谷駅周辺では明け方になっても騒ぎが続き、警視庁の警察官が交通整理やトラブル警戒を続けた。
「ハロウィーンを楽しみたいから」と、派手な仮装姿のまま、ごみを拾っていたのはネイリストの鈴木麻菜美さん(27)。ニュースでごみ問題が起きていることを知っていたといい、持参したごみ袋を手に黙々と後片付けを続けていた。

ハロウィーンで大混雑した東京・渋谷でごみを拾う大学生ら=1日未明


仮装姿でごみを拾う鈴木麻菜美さん=1日未明、東京・渋谷


痴漢容疑など男13人逮捕、渋谷
ハロウィーンで混雑

 ハロウィーンで仮装姿の若者らが集まった東京・渋谷ではトラブルが相次ぎ、警視庁渋谷署は1日朝までに都迷惑防止条例違反(痴漢)や窃盗などの疑いで、新たに9人の男を逮捕した。逮捕者は計13人となった。
同署によると、13人は10~40代のいずれも男。混雑した渋谷の繁華街で、すれ違いざまに女性の胸を触ったり、道路で寝ている男性のバッグから財布を盗んだりした疑いなどで、警備中の警察官らに逮捕された。


ファイナルファンタジーに攻撃
接続障害相次ぐ

 インターネットに接続して多人数で楽しむ人気オンラインゲーム「ファイナルファンタジー(FF)14」のサーバーに対し、大量のデータを送り付けて、接続障害を引き起こす「DDoS(ディードス)攻撃」が、10月上旬以降、相次いで発生していることが1日までに分かった。
運営元のスクウェア・エニックスによると、日本、北米、欧州にあるデータセンターが「かつてない規模」の攻撃を受け、一部でログインできなくなったり、接続が切断されたりする障害が断続的に発生した。10月の上旬と下旬に大きな攻撃があり、障害は最大で20時間続いたという。

ファイナルファンタジー14の起動画面


安田純平さん、2日に記者会見
心境や拘束時の状況説明か

 シリアで2015年に拘束され、3年4カ月ぶりに帰国したジャーナリスト安田純平さん(44)が2日午前、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見を開くことが1日分かった。帰国後、本人による会見は初めて。
帰国後の心境や拘束時の詳しい状況の説明に注目が集まる。安田さんは10月25日に帰国。妻深結さんが同日、成田空港で会見したが、安田さん本人は心身に過酷な負担があるとして欠席した。
2日の会見は午前11時から1時間ほどの予定。安田さんは、一時滞在したトルコからの機中などで、一部の報道機関の取材に応じていた。


「夫婦別姓選べる社会を」
NYでサイボウズ青野社長が訴え

 【ニューヨーク共同】夫婦別姓を選択できないのは戸籍法の欠陥で憲法違反だとして、国に対し損害賠償訴訟を起こしている東京のソフトウエア開発会社「サイボウズ」の青野慶久社長(47)が10月31日、米ニューヨークで会見し「子どもの頃から使い慣れた名前を安心して使い続けられる社会にしたい」と述べ、選択的夫婦別姓の導入を訴えた。
自民党の一部の国会議員が「家族の形が壊れてしまう」「個人主義が進む」などとして導入に強く反対しているとの認識を示し「結婚して同姓にすることを強制しているのは日本とジャマイカぐらい。ニューヨークからぜひ日本に外圧をかけてもらいたい」と語った。

本名と旧姓がそれぞれ書かれた新旧のパスポートを示す「サイボウズ」の青野慶久社長=10月31日、米ニューヨーク(共同)


平成最後の年賀はがき発売
特典充実、五輪招待も

 日本郵便は1日、2019年用年賀はがきを全国一斉に発売した。5月1日の新天皇即位に伴い元号が改まるため平成最後の年賀はがきになる。新たな時代を迎えるに当たり、例年1回のお年玉くじの抽せんを2回行ったり、当せん者を20年の東京五輪・パラリンピック大会の観戦に招待したりと特典を充実させた。
人気キャラクターのミッキーマウスやスヌーピーが付いたはがきを用意。来年1月20日に抽せんを行うお年玉くじの1等賞品は、前年の3倍の現金30万円に増額した。
五輪マスコットをあしらった3種類のはがきは、大会への寄付金を上乗せし、67円ですでに販売している。

2019年用年賀はがきの発売開始をPRする(左から)柔道男子の阿部一二三選手、「嵐」の桜井翔さん、バドミントン女子の奥原希望選手=1日午前、東京・丸の内


首相、国際司法裁へ提訴も視野
徴用工訴訟で韓国対応要求

 安倍晋三首相は1日の衆院予算委員会で、韓国最高裁が新日鉄住金に賠償を命じた韓国人元徴用工訴訟判決に関し「あり得ない判断だ。国際裁判を含め、あらゆる選択肢を視野に入れて毅然と対応する」と述べ、国際司法裁判所(ICJ)への提訴もあり得るとの認識を示した。その上で「困難な問題に対処するには、韓国側の尽力も不可欠だ。判決への韓国政府の前向きな対応を強く期待する」と韓国側に要求した。
2019年10月の消費税率10%への引き上げに関し「社会保障を維持し、財政健全化を図るために必要だ」と理解を求めた。


政府、徴用工被告企業に聞き取り
韓国最高裁の判決受け連携方針

 政府は、韓国最高裁が新日鉄住金に賠償を命じた韓国人元徴用工訴訟判決を受け、同種の訴訟を起こされている日本企業に対する説明と状況の聞き取りを始めた。関係者が1日、明らかにした。日本政府は韓国人の個人請求権問題について、1965年の日韓請求権協定で解決済みとする立場を堅持している。請求に応じる必要はないとする立場に理解を求め、日本側として連携したい考えだ。
説明と聞き取りは、外務省や経済産業省、法務省などが中心となって順次実施。被告企業が抱える訴訟の内容や要望を聞く一方、日本企業が不利益を被らないよう早急な対応を韓国政府に求めていることを伝える方針だ。


入管法、2日に閣議決定
法相「外国人上限考えず」

 山下貴司法相は1日の衆院予算委員会で、入管難民法などの改正案に基づき、受け入れを拡大する外国人労働者の人数について「数値として上限を設けることは考えていない」と説明した。自民、公明両党は与党政策責任者会議で改正案を了承。政府は2日に閣議決定し、今国会での成立を目指す。
受け入れ対象業種について、政府は建設業や農業など14業種から検討している。改正案には業種や人数は明記されておらず、審議の前提が欠けているとして、野党が反発している。
予算委で山下法相は改正案に関し「極めて深刻な人材不足に対応するための新たな受け入れ制度だ」と意義を強調した。


マグロ枠を地域間で融通、水産庁
大量漁獲に備え制度整備

 水産庁は1日、太平洋クロマグロの漁獲枠を審議する有識者会議を開き、今後の対応を示す素案をまとめた。来漁期の配分は従来の方法を大筋で維持するとした上で、漁獲実績に応じ、都道府県や漁業の種類の間で枠を融通できるルール作りを検討する方針を打ち出した。
特定地域で大量の漁獲があって枠を突破した場合、上限まで余裕がある地域から譲り受けられる仕組みを整え、日本全体として枠を有効活用する狙い。水産庁は都道府県や水産団体と協議し、来漁期中にも実施したい考えだ。

水産庁が開いた、太平洋クロマグロの漁獲枠を審議する有識者会議=1日午前、東京都千代田区


参院議員の給料、月7万円削減へ
自民、定数増踏まえ調整

 自民党は、先の通常国会で成立した改正公選法で参院定数が6増えるのを踏まえ、議員の給料に当たる歳費を削減する方針を固めた。来年夏の参院選から3年間、1人月7万円程度減らす方向で調整。今国会に議員立法で関連法案を提出する。定数増に国民の理解を得るため、公明党が提案していた。関係者が1日、明らかにした。
参院は3年ごとの半数改選で来年の参院選で定数が3増える。歳費や「文書通信交通滞在費」を含めた議員経費は、3人分で年間約2億2800万円増となる。来年夏以降の議員定数245で増加分を一律負担すると、1人当たり月7万円強になる計算だ。現在の歳費は月129万4千円。


辺野古で移設工事再開、反発必至
政府、年内土砂投入目指し

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、政府は1日、辺野古沿岸部で埋め立てに向けた関連工事を再開した。年内に土砂投入し、埋め立てを本格化させる方針。県が反対する辺野古移設が約2カ月ぶりに動きだした。石井啓一国土交通相の決定で、10月31日に県の埋め立て承認撤回の効力が一時停止したことを受けた措置。
辺野古移設反対を掲げ9月の知事選で初当選した玉城デニー知事は1日、県庁で記者団に「首相との対話を求めていたにもかかわらず工事を再開されたことは極めて残念」と述べて反発。謝花喜一郎副知事も「沖縄県の思いに全然寄り添っていない」と批判した。

米軍普天間飛行場の移設工事が再開し、フロートの再設置作業が始まった沖縄県名護市辺野古の沿岸部=1日午前8時57分


トヨタ、東京で販売系列一本化
19年以降、全店で全車扱う

 トヨタ自動車は1日、東京で「カローラ店」「トヨタ店」など四つある販売系列を廃止して一本化すると発表した。2019年4月から順次実施し、看板は「トヨタ」ブランドに統一。全販売店で全車種を販売する。全国でも22~25年ごろまでに全店で全車を併売する方針だ。国内の新車市場は縮小しており、販売戦略を抜本的に転換する。
カーシェアリング事業への本格参入も正式発表した。12月に東京都中野区の約20拠点で試験的に始め、19年2月から都内全域に展開する。月額制で車を貸し出すサービス「KINTO(キント)」は19年初めから開始し、税金や保険、整備費用を含む料金にする。

名古屋市で記者会見するトヨタ自動車の佐藤康彦専務役員=1日午後


トヨタ、月額制で車レンタル
19年から、乗り換え自由に

 トヨタ自動車が、2019年から月額制で車を貸し出すサービスを始めることが1日、分かった。利用者が毎月一定の利用料を支払えば、用途や気分に応じて複数の車を自由に乗り換えられる。高級車ブランド「レクサス」などで展開する。国内の新車市場が縮小する中、消費者が車に接する機会を増やし、将来の購入にもつなげる考えだ。
19年1月にも東京の直営店で始め、全国にある地場資本の販売店に広げる。販売店が持つ試乗車などを活用するとみられる。料金や具体的な車種は未定。一般的に月額制サービスは購入するより総額では割高だが、利用者は初期費用を抑えられ、複数の製品を試せる利点がある。


家電全分野に人工知能搭載
パナソニック、21年度めど

 パナソニックは1日、テレビや冷蔵庫、洗濯機など家電製品の全分野で人工知能(AI)やインターネットでつながる「IoT」の機能の搭載を進め、2021年度までに人をサポートする“知能”を備えた製品を投入する方針を明らかにした。人と協調して働く新たなコンセプトのロボット掃除機も公開。最先端の技術を活用し、暮らしを支えることを目指す。
東京都の東京国際フォーラムで開催中の創業100周年記念イベントで、家電事業トップの本間哲朗専務執行役員が明らかにした。本間氏は「家電は進化を続け、今まで以上に人を助けるパートナーになる」と強調。開発を加速する考えを示した。

公開されたロボット掃除機の試作機=1日、東京都千代田区


KDDIも値下げ検討
ドコモに続き、競争激化

 KDDI(au)の高橋誠社長は1日、東京都内で記者会見し、携帯電話料金の「低価格化、シンプル化に向けて積極的に対応する」と値下げを検討する姿勢を示した。NTTドコモが通信料金の値下げを表明したのに続いた。KDDIのプラン内容次第では競争が激しくなりそうだ。来年10月に携帯電話事業へ参入する楽天との業務提携も発表した。通信設備を貸し出す計画で、楽天は参入当初から全国規模でサービス展開が可能になると発表した。
高橋氏は値下げの時期や幅は示さなかった。「通信を中心に置きながら、付加価値の高い取り組みをする」と、金融や娯楽など非通信事業を強化する考えも示した。

決算報告するKDDIの高橋誠社長=1日午後、東京・大手町


ロート製薬、発毛剤市場に参入
30~40代狙いリアップ追撃

 ロート製薬は1日、発毛剤市場に参入し、有効成分「ミノキシジル」を配合した「リグロEX5」を17日に発売すると発表した。市販の発毛剤市場は大正製薬の「リアップ」の独占状態だったが、特許の期限切れを受け後発品を発売。30~40代男性をターゲットに、これまで発毛剤を使っていなかった層も開拓しながら追い上げを図る。
新製品は頭皮に塗布して使うタイプの医薬品で、ミノキシジルが細胞の働きを活発にして新しい毛髪が生える手助けをする。60ミリリットル入りで希望小売価格は7560円。薄毛の悩みに答えたりする専用アプリも配信し、発売後1年間で20億円の売り上げを目指す。

ロート製薬が発売する発毛剤「リグロEX5」(ロート製薬提供)


バンダイ、身体能力測定靴発売へ
スマホアプリと連動

 バンダイは1日、スマートフォンのアプリと連動し、身体能力を測定できる小学生向けの運動靴「UNLIMITIV」を12月1日に発売すると発表した。サイズは19~24センチで、希望小売価格は4212円。2020年の東京五輪を控え、スポーツ関連市場が拡大しているため、スポーツシューズ分野に参入する。
「足が速くなりたい」という多くの小学生の願いをかなえるために開発したという。中底に取り付けたセンサーが、歩く、走る、跳ぶといった動きを把握し、データをスマホに転送する。
運動の速さや量に応じて獲得できるポイントを使い、アプリ内でゲームすることもできる。

バンダイの運動靴「UNLIMITIV」


米マリオット、中部空港にホテル
同ブランドでは国内2カ所目

 米ホテル大手マリオット・インターナショナルは1日、中部空港(愛知県常滑市)近くでホテル「フォーポイントバイシェラトン名古屋  中部国際空港」を開業した。同ブランドのホテルは国内では北海道函館市に続き2カ所目。宿泊料金は1万1千円台からで、マリオットが展開するホテルとしては比較的安い。
12階建てで全319室、1部屋は25~70平方メートル。約半数が海に面している。ロビーやレストランなどの内装には常滑市特産の焼き物「常滑焼」のレンガを使った。宿泊客が24時間使えるスポーツジムもある。

中部空港近くに開業した「フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港」の客室=1日、愛知県常滑市


スズキが純利益を上方修正
インド好調持続

 スズキは1日、2019年3月期連結決算の業績予想を上方修正し、純利益が従来の2050億円から2200億円になると発表した。8月に国内で車の燃費測定などを巡る検査不正が発覚したが、インドを中心にアジアで販売好調が続くと判断した。売上高予想は据え置いた。
同時に発表した18年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比5・4%増の1兆9294億円、純利益は30・7%増の1361億円と、共に中間期として過去最高を更新した。
四輪車の世界販売台数が169万9千台に増え、中間期として過去最高となった。日本でも台数を伸ばした。