グラス・ショー&セール、シカゴ郊外で開催
アンティークなガラス器の展示販売会
アンティーク・ガラス器の20-30-40イリノイ・グラス協会(20-30-40 Glass Society of Illinois)が3月9日と10日の両日、第51回グラス・ショー&セールを開催する。例年の展示販売会は、米国内で2番目に長い歴史を持ち、バラエティに富む展示販売品は来場者の目を楽しませてくれる。
会場はConcord Plaza Midwest Conference Center, 401 W. Lake St., Northlake, IL 62164で、オヘア空港の真南、Lake St.と290号線や294号線が交わる辺りにある。NW郊外からはBusse Rd.または、York St.を南下すれば便利。
会場には20を超える米国のスペシャリストが集まり、デプレッション、エレガント、カーニバル、パターン、アートなどのガラス器を展示販売する他、ミッド-センチュリー・モダン・ガラスや陶磁器、キッチン用品なども展示販売される。初心者や長年の収集家に拘わらず、ガラス製品の魅力に触れる絶好の機会となる。
デプレッショングラスとは1920年代後半から1930年代の大恐慌時代に生産された色付きのガラス製品で、不景気を反映した安物ではあるが、色の美しさやユニークな形が収集家の人気を集めている。
エレガントグラスはデプレッショングラスよりも品質を上げたもので、複雑な模様のエッチングを施したものが多い。
会場にはガラス器の種類や製造時期などに詳しいクラブのメンバーらがリファレンス図書館に詰めておりアドバイスを求める事もできる。また、MaryLou’s Crystal Repairのスタッフも会場に来ており、割れたクリスタル製品の修理も依頼することができる。会場では1時間ごとに行われる抽選会も楽しめる。
51st Annual Glass Show & Sale
◆場所:Concord Plaza Midwest Conference Center
401 West Lake Street, Northlake, IL 60164
◆日時:3月9日(土)10 am – 5 pm
3月10日(日)11 am – 4 pm
◆開催前特別セール:3月9日(土)9 am – 10 am
◆入場料:11ドル/一人、広告写真のコピーを持参すれば10ドル
◆開催前特別セール入場料:15ドル/一人
◆駐車場:無料(会場入り口までシャトルバスあり)
◆問い合わせ:電話またはテキスト 708-655-1702
ウェブサイト: 20-30-40glasssociety.org
20-30-40イリノイ・グラス協会とは
20-30-40イリノイ・グラス協会はシカゴ郊外ラグランジに本拠を置く非営利団体で、アメリカのガラス器メーカーや製造プロセスなどの研究により1920年代、30年代、40年代のガラス器の知識を深めると共に、それらの保存を目的に活動している。
同協会のメンバーはガラス器の美しさへの愛情や収集に興じる楽しさを分かち合い、年間6回のミーティングを開き、ニュースレターを発行して知識や情報の共有を行っている。
同協会ではガラス器についての参考本や情報書などから成るリサーチ・ライブラリーを維持しており、メンバーがガラス器のメーカーやパターンなどを調べる事ができるようにオンラインで共有している。
同協会によると、デプレッション・グラス収集が始まった頃は、フリーマーケットなどでディーラーから大量のガラス器を数ドルで買う事ができ、非常に好奇心をそそるもだった。デプレッション・グラスの良さが認められ人気が高まり、同協会も人気となった。
同協会は1979年にイリノイ州の非営利団体としての認可を受けた。さらに2005年5月には非営利団体501(c)(7) としての連邦政府の認可を受け、協会の正式名は“The 20-30-40 Glass Society of Illinois”(20-30-40イリノイ・グラス協会)となった。
同協会は創立の年から毎年「Chicagoland Depression Era Glass Show & Sale」を開催し、質の高い展示と全米から最高のディーラーを集めている。
同協会は恒例のグラス・ショーでセミナーやグラス研磨、珍しいガラス器や貴重なガラス器の展示、広範囲をカバーするリファレンス・ライブラリーの設置など、質の高いショーを開き、来場者を歓迎している。