2023年シカゴ共済会年次報告会:多岐にわたる活動や墓地について
シカゴ共済会(Japanese Mutual Aid Society of Chicago)の年次報告会が3月27日、定住者会(Japanese American Service Committee)で行われ、2023年と2024年の行事、前年の活動報告、モントローズ墓地関連についての連絡、会計報告と予算、コミュニティ・アウトリーチ報告、役員の承認が行われた。同年次報告会は新型コロナのパンデミックにより、4年ぶりの対面での開催となった。
2023年と2024年の共済会が主催または共催する行事について:
● メモリアルデー・サービス、モントローズ墓地で開催
5月29日(月)、午前11時より。
● シカゴ・ジャパニーズ・ピクニック、2023年はLaBagh Woods Grove #1, Chicagoで開催。
8月5日(土)、午前11時から午後6時まで。
● 日本祭り、シカゴ・カルチャラル・センターで開催。
8月19日(土)
● 2023年は2つのセミナーをコミュニティ・アウトリーチ・プログラムとして開催。
トピックは財産保護、ソーシャルセキュリティと投資、遺産(相続)計画を予定。日時や更なる詳細は、後日共済会のウェブサイトhttps://jmaschicago.orgで。
● 2024年2月のアジア系連合旧正月祝賀会の開催役を日系コミュニティが担う。いろいろなアジア系コミュニティから1,000人以上が集まる大パーティで、各コミュニティが持ち回りで開催役を担っている。
開催日は2024年2月10日で、会場はDrury Lane, Oakbrook Terrace。日系・日本の存在感を示し同会を盛り上げるためにも、多くの参加が望まれる。
共済会プレジデント、ゲイリー・シモムラ氏のメッセージ
● 2022年はシカゴ市民協会の賞ととして、共済会/ミヤサキ奨学金をマリサ・クロウスキーさんに贈呈した。
2023年も同賞を資格を有する学生に贈与する。
● 2022年のメモリアルデー・サービスは、2019年から3年ぶりにモントローズ墓地で対面で開催された。出席者数は例年よりも少なめだったが、好天も幸いしてかなりの出席者があった。
● 共済会は定住者会の75周年記念行事に参加し、定住者会の日系社会福祉活動支援のためにプラチナレベルの寄付を行った。2023年も同等の寄付を公約しており、それは映画「Before They Take Us Away」の制作のためにとリクエストが来ていた。同映画はエイジアン・ポップアップ・シネマにより3月19日にエバンストンの映画館で上映された。
共済会が継続支援するコミュニティ活動は:
● 恒例ジャパニーズ・コミュニティ・ピクニック
● シカゴ日米協会主催のジャパン・ボール
● 定住者会のシニアに対する社会福祉サービス助成金
● デイ・オブ・リメンブランス
● シカゴアジア系連合旧正月祝賀会(2024年は日系コミュニティが開催役を担い、カレン・カネモト氏が同会の共同主催者となる。またロン・ヨシノ氏がカネモト氏の助役として援助する)
● ホリデー・ベントウ・デイ(クリスマスから正月にかけて、シニアに弁当を届ける活動)
共済会ウェブサイト:
共済会メンバーに対し、ウェブサイトhttps://jmaschicago.orgを通して共済会の最新情報を伝達する。
モントローズ墓地について
この4月よりモントローズ墓地内にある納骨堂や二世ポスト・モニュメント周辺の清掃を始める。ジュニパー(杜松)の植樹を増やし美化を図る。
現在の所、モントローズ墓地内のオークヒル・アネックスとチェリー・トライアングル・アネックス・セクションに共済会が250以上の墓地区画を購入しており、共済会の会員には1区画当たりオークヒル・アネックスは1,000ドルで、チェリー・トライアングルは1,500ドルで共済会から販売する。価格は当面共済会の現在価格で販売を続ける。
埋葬と墓石はモントローズ墓地が運営するため、直接連絡する事。費用は定期的に値上げされている(電話番号は773-478-5400)
モントローズ墓地が2023年2月1日付で示している埋葬と墓石の費用は次の通り。
● 墓石(ヘッドストーンと基礎)は、時価。
● 埋葬の棺は葬儀場とモントローズ事務所でアレンジされる。
● 骨壺の埋葬費用は、1,600ドル(平日)、2,200ドル(土曜日の午前9時から正午)。
● セメント製骨壺保護容器、500ドル(墓地に合うサイズ)。
● 追加の保護容器は600ドル。
● 骨壺や保護容器のセッティング費、200ドル。
※その他の費用がかかる可能性あり。
コミュニティ・アウトリーチ:
● フェニックスガーデン
共済会では10万ドルの寄付を約束しその寄付金を確保しているが、いろいろな条件の変化が起きているので、どの方向に向かうのか連絡待ちの状態となっている。
ゲイリー・シモムラ氏によると、シカゴ・パーク・ディストリクトより「フェニックスガーデン内のいかなる構造物にも名前を付ける事は出来ない」との伝達を受けたという。
同氏によると、最初の話はガーデン内の太鼓橋を建て直すための寄付だった。その代償として、共済会がその太鼓橋に名前を付けることになっていた。その名前の候補は、共済会の創始者の一人で、戦前まで鳳凰殿の世話をしていた人物「ショウジ・オオサト」だった。
寄付金は現在も確保してあるが、共済会は今後の行方の連絡待ち状況になっている。
承認された2023年度共済会役員:
ブライアン・フナイ
カレン・カネモト
ニール・カネモト
グウェン・カトー
メアリー・オーモリ・サムソン
ゲイリー・シモムラ
タッド・タナカ
オフィサーは次の隔月役員会で選出される。