シカゴ共済会年次会開催、多岐にわたる日系社会への支援活動
シカゴ共済会の2024年度年次会が3月25日、中西部仏教会で開催され、地域社会への支援働きかけに関する以下の4つの議題が出された。
1.ジャクソン・パークのフェニックス・ガーデン内にある大阪ガーデンへの寄付。
共済会は、シカゴ・パーク・ディストリクト及びガーデン・オブ・フェニックス基金と間で、大阪ガーデンへの寄付に関する最終契約を締結し、共済会の創設者の一人であるショージ・オオサト氏の名前で、共済会が太鼓橋の寄贈者として記載されることになった。
同寄付は、ジャクソンパーク日本記念庭園の太鼓橋の再建に充てられる。
2. 共済会は2023年、クック・カウンティ後見人事務所のチャールズ・ゴルバート氏を招いてセミナーを開催し、共済会の資産と共済会メンバーのシニアの資産を守る方法について話し合った。ゴルバート氏は「介護士や同様のプロバイダーによる詐欺事件を防ぐ方法」について話した。
共済会は今年もセミナーの開催を企画しており、詳細は後日発表される。
情報は共済会のウェブサイトで。https://jmaschicago.org/
3.共済会は、二世ポスト記念碑の所有権を共済会に移譲し、記念碑が日系コミュニティーの管理下に置かれることを確実にするために手続きを進めて来た。
2024年初頭、モントローズ墓地の二世退役軍人記念碑の所有権は、その継続的な管理を確実にするため、シカゴ二世ポスト1183から共済会に移管された。
4.2024年度、共済会は社会保障、税金対策、相続対策に関するセミナーを計画している。
共済会理事会
2023年度の理事全員が2024年度も留任することに同意し、年次総会に出席した共済会会員によって承認された。
理事は:
・カレン・カネモト、エグゼクティブ・ディレクター
・ゲイリー・シモムラ、プレジデント
・ニール・カネモト、バイス・プレジデント
・メアリー・サムソン、財務官
・ブライアン・フナイ、セクレタリー
・グエン・カトー
・パム・モロオカ
・ジャック・マツモト
共済会の活動:
・共済会理事会は2024年度のJACLシカゴによる奨学金に再度資金提供することに合意している。昨年、JACLシカゴは共済会のミヤサキ奨学金をエリヤ・ニシムラ君に授与した。ニシムラ君はグレンバード・サウス高校を卒業し、デュポール大学に進学した。そして、日系コミュニティでよりアクティブに活動しており、2023年はJACLのカンシャ・プロジェクトに参加し、その後もいろいろなJACLのイベントに参加している。
・共済会は毎年、メモリアルデー・サービスを主催している。今年は5月27日(月)に、モントローズ墓地で開催される。2023年は好天に恵まれ、約200人が出席した。
・共済会は定住者会(Japanese American Service Committee)のファンドレイジングに参加し、定住者会がコミュニティ・サービスを継続できるように支援金として顕著な寄付を行った。
・共済会はクリスマスと正月の間に、恒例のホリデー弁当を届ける。昨年は32人のボランティアのドライバーによって、123人のシニアに弁当を届け、非常に喜ばれた。
共済会が継続するコミュニティ・サポート活動
・恒例のコミュニティ・ピクニック。今年は8月3日(日)の11 am – 6 pm、LaBagh Woods Grove #1, Chicagoで開催される。
・シカゴ日米協会のジャパン・ボウル。これは日本語を学ぶ学生達がその知識を競うもの。
・定住者会への社会福祉サービスのための助成金贈与。
・2月に開催されるデイ・オブ・リメンブランス。日系人強制収容を可能としたルーズベルト大統領署名の大統領命令9066を忘れず、危機にもろい市民権を護るための活動。
・アジア系アメリカ人連合による旧正月祝賀会。2024年は日本・日系コミュニティが主催し、カレン・カネモト氏とミーガン・ナカノ氏が共同委員長として運営した。また、ロン・ヨシノ氏が助役を務めた。
共済会ではウェブサイトjmaschicago.orgを通じて、最新情報を会員に伝達している。コミュニティーに関する情報は同ウェブサイトで。
会員申し込みや会員更新の問い合わせは、共済会jmaskanemoto@gmail.comまで。