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ゴジラの祭典“G-FEST”宝田明さんを偲ぶプレゼンや、ゴジラ映画スター達の講演会も
ゴジラや怪獣ファンの祭典、“第27回G-FEST”が7月15日から17日までの3日間、ローズモントにあるハイアット・リージェンシー・オヘアで開催され、全米のファンが結集した。新型コロナのパンデミックにより3年ぶりの開催となった会場は待ちわびたファンで賑わい、G-FEST史上最高を記録した2019年の参加者3,500人を超えたと見られる。
今年のG-FESTでは、3月に逝去した宝田明氏の活躍を振り返る追悼プレゼンテーションが行われた他、日本からの特別ゲストとして川瀬裕之氏(子役としてゴジラ映画や多くのテレビドラマに出演)や、藍とも子氏(メカゴジラの逆襲で真船桂役)が出席し、撮影や映画界の経験などを語った。アメリカ側からはゴジラ・ファイナル・ウォーズに出演したドン・フライ氏が出席した。
日本の将来へ向けて:ソサエティ5.0構想とデジタル・トランスフォーメーション
日本の将来を担う構想として日本政府はデジタル技術による社会「ソサエティ5.0」を打ち出した。現実社会のさまざまな情報をデジタル化し、AI(人工頭脳)などによって社会全体の問題を解決し、より良い人間の暮らしを実現しようという構想で、人工衛星を使った自動運転システムから、コミュニティのニーズに基づく公共サービス、ドローンによる労力の節減などまで、さまざまな先進的プログラムを含んでいる。
そんな「ソサエティ5.0」構想を実現するのに不可欠なのが、デジタル技術が社会にもたらす革新「デジタル・トランスフォーメーション」(「DX」)だ。シカゴ日米協会主催の7月14日ウェビナーでは、このDXとソサエティ5.0構想について、元三菱電機役員の植村憲嗣氏が解説した。三菱電機がこの構想実現にどう関わっているかについても話した。
街を歩きながら生花を見る「生花Walking展」地元商店の経済支援と日本文化紹介ぷろぐらむ
街を歩きながら生花を眺めようというイベント「生花Walking展」が7月9日と10日の両日、シカゴ市ノースサイド(北部)のサウスポート通りで開催された。
沿道にある15店のレストランや商店の店内やウィンドウには、池坊と小原流の生花が展示された他、4店に生け花をテーマにしたアバンギャルドタイプの書道(小田碧雲氏作)や、折り紙の花を花瓶にアレンジしたアート(タイ・ヤマモト氏作)が展示され、コーヒーを飲んだり買い物をする人たちが自由に生花やアート作品を楽しむことができた。
安倍首相、オバマ大統領、和解、そして世界平和
安倍晋三元首相(1954-2022)は歴代首相の中で最長の任期を務め、日本史上最も影響力を持つ首相の一人だったと言える。安倍氏は国内外の改革において、多大な貢献をした人物として想い出されるだろう。ここに日米関係の強化と世界平和の拡大に尽力した安倍元首相の活動を振り返り、敬意を表したい。
バイデン大統領、安倍晋三元首相に敬意を表し、星条旗の半旗掲揚を指示
安倍晋三元首相が8日死去した。67歳だった。奈良市で参院選の街頭演説中に銃で撃たれた。安倍氏は2006~07年と12~20年の2度にわたり首相を務め、通算の在任日数は3188日で憲政史上最も長かった。ジョセフ・バイデン大統領の半旗掲揚指示の宣言書。
マグマイルと御堂筋の姉妹ストリート記念碑を永久設置シカゴ-大阪間の協定により、人の交流や商業発展を推進
シカゴ-大阪姉妹都市提携にちなむ、マグニフィセント・マイルと御堂筋の姉妹ストリート協定締結の記念碑が、シカゴ市のミシガン通り北部の目抜き通り、マグニフィセント・マイル(マグマイル)に永久設置された。場所はミシガンAve.とスペリオルSt.の北西の角で、ティファニーの前になる
よみがえる記憶「Fell to Fern」、キク・ヒビノ氏による新たなサウンドインスタレーション
日本生まれのサウンド・アーティスト、キク・ヒビノ氏が6月19日、最新のサウンドインスタレーション「Fell to Fern」をシカゴ市にあるリンカーン・パーク・コンサーヴァトリーで開始した。このサウンドインスタレーションは9月25日まで、同パーク植物館内の「Fern Room」で体験できる。
モントローズ墓地でメモリアルデー・サービス 先人の働きや犠牲を繰り返し話し、次世代へ伝える
シカゴ市北部にあるモントローズ墓地で5月30日、日本・日系コミュニティのメモリアルデー・サービスが行われた。モントローズ墓地には2000人を超える日本人・日系人が永眠し、シカゴ共済会が毎年メモリアルデーにサービスを開いているが、コロナ禍により3年ぶりの対面で行われた。
中西部唯一、第2回シカゴ日本映画コレクティブ開催白熱の「切腹ピストルズ」、驚きの劇場直撃パフォーマンス!
中西部で唯一の日本映画祭「第2回シカゴ日本映画コレクティブ」が5月21日から30日まで、オンライン11本、劇場3本のハイブリッドで開催された。シカゴ日本映画コレクティブ(CJFC)は、長年シカゴで日本映画祭を開く構想を温めてきた坂本有紀氏が共同設立者の河野洋氏と共に2021年に創設したもので、シカゴ日本映画コレクティブ実行委員会の主催、Full Spectrum Featuresの共催で開催されている。
3年ぶりの柔道大会、第25回闘魂カップと第1回GKJNカップ石川慈五段がグローバル・キッズ・柔道・ネットワークを設立
第25回闘魂カップと第1回GKJNカップが6月4日と5日の両日、オヘア空港近くのローズモント・ドームで開催された。主催しているのは闘魂柔道アカデミーと、新たに発足したグローバル・キッズ・柔道・ネットワーク(GKJN)で、後者は講道館杯を3回獲得し日本のナショナルチームに所属していた石川慈五段が代表を務める。
定住者会創立75周年を祝う転住、一世の余生、そして現代のニーズに応えるサービスを提供
定住者会(Japanese American Service Committee)の創立75周年記念式典が5月19日、シカゴ市ノースサイドにあるArtifact Eventsで開催され、数世代に亘る日系アメリカ人やその友人知人らが参集した。
シカゴ新報78年の奉仕、今オンラインへ
この度シカゴ新報は、2022年5月27日付の6178号を持ちまして紙による報道をやめ、オンライン(chicagoshimpo.com)による報道活動に移行することになりました。5月27日号でお知らせ致しましたように、今年4月にシカゴ新報理事会の選出により、ロバート・W・カー・Jr.がシカゴ新報の第八代プレジデント兼編集長に就任し、今後のリーダーシップを執って参ります。同時に、これまで22年の長きに亘ってお世話になりました浦山美子は、貢献記者として奉仕させて頂きます。
「努力の光は宝物 燃えろ 心よ、あきらめないで 全力で挑め!」第43回 シカゴ双葉会日本語学校全日校 大運動会
「努力の光は宝物 燃えろ 心よ、あきらめないで 全力で挑め!」をスローガンに、シカゴ双葉会日本語学校全日校の大運動会が6月12日に開催された。前日の雨で開催が心配されたが、午前中に肌寒さはあったもの好天に恵まれ、全校生徒は元気いっぱいに競技に臨んだ。
公式の花見の場、フェニックス・ガーデンで初の花見イベント
129年の歴史を持つフェニックス・ガーデンがシカゴ市の公式な花見の場所となり、5月1日に初めての花見祭りが行われた。
フェニックス・ガーデンはシカゴ市南部のジャクソンパーク内にあり、科学産業博物館のすぐ南側に位置する。桜は10年前から植樹が始まり、現在は170本を超える桜が同博物館の南側からフェニックス・ガーデンにかけて大きく枝を広げている。満開時にはこの一帯に数万人が訪れた。
日本のマンガとアニメ 世界に急拡大、その秘密を探る
世界に拡大する日本のマンガとアニメについてのレクチャーとディスカッション「日本のポップ・カルチャー:マンガとアニメで世界を繋ぐ」が2月15日、在ニューヨークのジャパン・ソサエティの主催でオンラインで開催された。話し手としてジュリア・メクラー氏とローランド・ケルツ氏が、マンガやアニメの魅力と特質、業界が抱える問題、将来の形態などについて語った。オタワ大学のビル・ツツイ氏がモデレーターを務めた。
第6回継承日本語弁論大会、20人が堂々発表 2つの言語、2つの文化を自分のものに
第6回継承日本語弁論大会が1月30日にオンラインで開催され、20人が堂々と日本語でスピーチした。
継承日本語弁論大会は日本語を継承する子ども達や学生達の発表の場として2017年に創設されたもので、在シカゴ総領事館、シカゴ日本商工会議所、シカゴ日米協会、シカゴ姉妹都市インターナショナル大阪委員会が共催している。
継承弁論大会は小・中学生を対象にした第一カテゴリーと、高校生を対象にした第二カテゴリーに分けて行われる。各々のスピーチの後には審査委員から日本語で質問があり、その答えも評価の対象となる。
トリニティ・アイリッシュ・ダンス・カンパニー:創始者が語る心あふれる日本との繋がり
軽快で素早いステップ、一糸乱れぬ動き、息を呑むようなアイリッシュ・ダンスのステージを繰り広げるシカゴのトリニティ・アイリッシュ・ダンス・カンパニー(以下、トリニティ)の公演が2月5日(日)の夜7時半から、オーディトリアム・シアターで行われる。
トリニティと日本との意外な絆を、トリニティの創始者で芸術監督、振付、演出家のマーク・ハワード氏と、副芸術監督で振付師のチェルシー・ホイ氏に伺った。
シカゴ建築バーチャルツアー: 建築の街シカゴと日本とのつながり
建築の街で知られるシカゴの歴史を通じて、シカゴと日本との関わりを学ぶ講演会「シカゴ建築バーチャルツアー」が12月10日、シカゴ日本商工会議所(JCCC)文化部の主催で開催された。
講師を務めたのはロバート・W・カー氏。シカゴ市の始まりから大火、復興、コロンビアン万博などシカゴの顕著な出来事を日本の歴史と絡めながら説明する一方、アメリカ独自の建築スタイルを生み出した建築家と日本との意外な繋がりについて語った。